あの事件?以来紫髪の少年がうちの寺子屋に道場破りをしに来た
一回目銀時に勝てるはずもなく惨敗
結構ひどい怪我をしていたもんだから
と言ってやった
少年にタオルを絞って持ってきてくれと松陽に言われたから持っていこうと縁側を歩いていた時
丁度紫髪の少年の意識が戻ったらしく松陽と喋ってるのが聞こえた
私が聞いていた中で松陽が言っていた
ということが頭から離れなかった
結構な名言だよね、かっけぇ
まぁ、それからというもの紫髪の少年は毎日道場破りに来ては負ける日々が多くなっていくだけだった。
でもひとつだけ確実なことがある
あの少年は日に日に強くなっていた
そう思いつつ私も負けてられまいと稽古に育んだ
またある日いつものように少年が道場破りをしに来た
私は2人の戦いを見ながら思った
その時丁度外にあのポニテの少年がいることに気づいた
私は彼を見つけると速攻で近づいていった
そういうと、私は稽古場に戻って行った
やはりそこには倒れている高杉と息を切らしている馬鹿がいた
さて私のアドバイスでどうなるかな
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!