今、私は絶賛腹を立てております。
なぜかって?攘夷戦争真っ只中の今あの4バカが遊郭に行ってるから(報告せずに)
しかも、こんな日に限って敵が侵入してきて団員の殆どが致命傷受けたし
私はだって?平気に決まってる。ストレスを敵にぶつけたわ
敵は全滅したけど私の腹の虫は全滅してない
別に遊郭に行く事態はいい。流石に束縛女ではない
でもさ、ホウレンソウしろや!!!
報告・連絡・相談!!!!
勝手に行かれると今日みたいに敵がきてこっちが全滅すんだよ!!
そんなことを思いながら団員の怪我を治療していた
私は治療を終えると自分の部屋に戻って男ものの袴に着替えてウェッグを被った
勿論銀髪のね
私は急いで遊郭まで行った
私は女とバレないために声を低くし一人称も俺に変える
私は門を潜り中へ入っていった
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木の格子の中に女の人たちが売られている
そして色んな所に男性にべったりくっつく女の人たち
でも自由になったとしてもこの人たちは本当の自由を知らないんだなぁ
私はそう思っているとある人に腕掴まれた
うぉ、この人私の腕に絡んでる
つか胸が当たってる
私は女の人に掴まれてる腕の逆の方を女の人の頬に手を添えた
そして遊女の耳元でそっと囁く
すると遊女は真っ赤な顔をして座り込んだ
あ、やり杉田玄白
つーか、こんなことしてる場合じゃない!
私は遊女たちに聞き取りをし時折イケメンスマイルを見せて4バカのところまでたどり着いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!