【テオ目線】
最近短編集書きすぎ。すみません。
付き合ってる設定
同居中
付き合って5年……
俺達はリスナーからも応援されるようになった
仲のいいカップルだ
特に俺が夢中でね、じんたんから離れられないんだ。
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男同士。
だけど、じんたんはかわいくて優しくて
いいこだ。
最初はどっちも緊張してたけど、
今ではいい関係である。
でも、長く付き合えばいろいろあるものだ。
俺も過ちをおかした。
3年前だったかな、
僕はじんたんを裏切って女に浮気してた。
かわいいじんたんとは違って
化粧も服装も派手、違さを求めたかったのか、それがよかった。
なんにでも気があってもったいないくらいの恋人であったじんたんが、…すこし飽きて
何年か続いていたあの関係が、退屈に思えて仕方なかった。
そんな時に現れた "あの女" にハマるのなんてすぐだった。
あの女は絶対に自分の家に俺を入れなかった。
それどころか、住所も最寄りの駅すら教えてくれなかった。
一方、俺の家はと言うと…
そう、俺はじんたんと同居している。
だから、あの女と会うのにはデート代が必要で…
俺はほぼのお金をそれに使っていた。
俺はこの時、
あの女にも恋人がいることを初めて知った。
しかもこいつはなんでヤろうとしないのか…
会ったり、キスしたり、
ハグしたりするのはいいが
裸にはならないと。
なに?本彼とのを守ろうとしてんの?
だから、結構、頻繁に会っていた。
俺を信じきっているじんたんは、
心配はしても、疑うことはないだろう。
と思っていた。
そっか、フレントと遊ぶって言ってたっけ。
夜中だと言うのに、
じんたんは起きてまってくれてる。
俺はこれがうざったい。
自分に後ろめたさがある…のかもしれないが。
そうだ、この感じが嫌なんだ。
ああ、本当につまらない。
俺はじんたんへの不満をあの女にぶつけるようになった。
何時間も悪口を言ったり、加虐的に唇を重ねたりして。
あの女はいつも絶妙なタイミングで動く。
出会った時もそうだった。
「退屈そうね。」と声をかけられて
その通りだったからすぐ誘いに乗った。
そして今も…
女の言葉はいつもきつい感じだったが、この日は特にそう思った。
女はやっぱり機嫌が悪かった。
訳が分からないまま肩透かしを食らった俺は
…その日久々に早く帰った。
あの女と違って、なぜか機嫌のいいじんたんがいつもより手間のかかった料理を作って待っていた。
まるで、今日は早く帰るのを知ってたんじゃないかって気がして…
その笑顔に、ますます腹がたった。
別れたい……心からそう思った夜だった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。