じん目線
最近、テオくんがおかしい。
俺は無言でテオくんの隣に座る。
いつからだろうか、
テオくんの一言一言が
怖いと感じるようになったのは
こんな会話を合うたんびに何回かする。
正直、怖い。
そして最後にいつもこう言うんだ。
目が笑ってない笑顔で
もう、限界だ。
とりあえず俺は家に帰った。
やっぱりテオくんおかしいよ。
俺の居場所はテオくんの隣、
テオくんの隣が1番だと思ってたのに
俺の居場所はもうない。
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深夜2時
ぷるるるるるるるる
ケータイが鳴ってる
出ようと起きたけどやめた。
テオくんだったから、
ピコン!
今度はらいん、
通知画面を見ると
怖い
今日たくまもいないのに
ガチャッ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!