第15話

番外編 〜 女の子 の 日 〜
1,882
2021/04/16 11:00
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
うぇ  …  今日 アレ ですか … 飯生 様 に
言って 有休 とりましょ …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
あ  ,あなたのニックネーム~ !!
な ~ ん で こう 都合 が 悪い時に 
限ってあなた は 来るんですか 、 野火丸 様 …
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
え , と なんでしょうか …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
あ , なんか お取り込み 中 でした - ?
それなら すみません !! え ッ と ですね ~
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
… … はい , はい … わかりました 。
野火丸 様 に 言われたのは , 新たな 石 を 発見
した 為 それの 偵察 , 又
とれるならば とってこい との ことだった
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
いや ~ あなたのニックネーム は 物分り が 良くて 助かります !! ( にこ
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
いえ … それでは 行って 参ります
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
い ッ て ら ッ しゃ ~ い ✨
警察署 を 後 に し  、  私  は  今 、 
古い 御狐 様 が 祀って ある 稲荷神社 に いる
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
此処 の 石 を とれ ッ て … 罰当たり だな ぁ …
見た感じ 警備 等 は されて おらず , これなら
とれるだろう と 手を伸ばす
パシッ
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
ぇ … ?
一瞬 だった 。 一瞬 で 私 の 腕 を 誰か に
掴まれ 、 放り投げ出される
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
ぐぁ ッッ … 
ドンッ と 石畳 の 地面 は かなり 痛くて , 
背骨 が 凄い 痛み を 負っていた
それでも , 盗らなくちゃ , と いう 一心 で 、
私 は あの 石 目掛けて 走る
すると …
モブ
モブ
んだ お前 …  御狐 様 の 供えモン を 
とるなんて よ … 罰当たり にも 程があるぜ 、
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
は ぁ ッ … や ッ ぱ 居ますよね ぇ … 見張り 。
私 今 すごい お腹痛いんで 本気 も 出せそう に
無いんですけど … ?
モブ
モブ
おいおい 、 動き 止まってんぞ ~ ?
そういい見張り と 思われる 奴 は 私 に
殴りかかってくる 。 いつもなら 避けられる のに
今日 は 身体 が 怠くて 、 重くて 、 動かない
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
ウ"ァァァ ッッ …
また 石畳 の 地面 に ドンッ と 今度 は 正面から いった 。 
めっちゃ 痛い ()
モブ
モブ
ん じゃ … トドメ でも 刺そう かね …
そういい 近寄ってくる , 見張り 。
あ , 殺される と 気づいた 頃 には 見張り の 手 は
もう 私 の 首 に 伸びていた 。
殺される … 死ぬ , それが怖くなった私 は
ぎゅ 、 と目を瞑った
そして、 死ぬのを いまかいまか と 、 怯えていた
だが いつまでたっても 首 に 手は 来ない
恐る恐る 目を開けると …
見慣れた 金髪 に ヘッドフォン の 頭 の 少年 が
立っていた
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
な ぁ ~ に 殺され かけてるんです 。 
後ろ向き で 此方 を 向かない 彼 。
なびく金髪 が これ以上 ない 程 に
綺麗 に 見えて 、 その 背中 は 頼もしかった
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
貴方 が こんな 雑魚 に 手間取る とは …
意外でした 。
そう 言い 指 を パチンッ と 鳴らして 相手 を
燃やす 野火丸 様 。 そして 此方 を 見て
にこり と 微笑めば、 こちら に 寄ってきて
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
僕 今 怒ってるんですよ ~ ( ピキピキ
笑っている 筈 なのに 笑っていない 形相 で
見つめられている
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
な , 何故 です … ?
冷や汗 を 流しながら 聞くと
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
あ " ? … わかってんだろ ? 
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
… … はい ()
怖いです 。 野火丸 様 。 敬語 が 取れてます ()
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
ほんと さ ァ … 体調 悪いなら 言えよ 、 
女狐 に 怒られたんだよ こっちは、
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
はい … 申し訳ない で … す , ( バタンッ
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
は ァ  …  なんで こんなに なるまで 無茶
するんだか 。 貴方 は 全く 読めませんね
そう 呟く 声 が 聞こえた 瞬間 , 私 の 意識
は 消えていった 。
次に目を覚ます と 、 そこは いつも の 部屋 。

ではなく …
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
なんで 私 此処 に 居るんです? 野火丸 様 。
起きると そこ には いつもの 見慣れた 家具 など
ひとつも無く 、 無駄 に 洒落ている ガラスのテーブル や 、 白と黒 の 木で 作られた 床 。そして 私 の 寝ている ベッド は ,
いつも 何かと 私 を気にかけて くれている 、
彼の匂い が した 。そして 少し 目を凝らし 、
周りを見ると 、コーヒー片手に
資料 を 見ている 彼 が 居た
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
あ , 起きたんですね ( にこ
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
質問 に 答えて下さい よ 、
不満 の 顔 で そう 伝えると 彼 は
口元 に 手を当て " ふふ " と 笑った 。
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
流石 に 女性 の 部屋 に 無断で 男 が 入る 訳
には 行かないじゃないですか ~ ( 笑 )
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
変な ところ 紳士 ですね 、
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
あはは ッ それ 褒めてます ~ ?
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
褒めてないです ( 断言 )
なんて 容易い 会話 を 述べたあと 、 ベッド から
降りようとすると 、 激しい 腹痛 と 共に 、
背中 を 強打 した 痛み が きた
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
あ ッ 
ベッド から 落ちる 。 かなり 高い から
衝撃 が 強そうだ …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
も ~ 何してるんですか w
あれ 、 と 思う と 、 彼 は 片手 で 私 を
持ち上げ 、 にこり と 微笑んでいた
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
すみません …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
いえいえ ~ 、今日 は 泊まっていく と  
良い です よ ~ 。
僕 は 手出し しないんで ( 笑 )
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
手を出されたら 即刻 飯生様 いきですよ ()
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
わ - 怖い 怖い ( 棒 )
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
ていうか , 寝るなら私 が ソファー で 寝ます !!
上司 を ソファー で
寝される 訳 には 行かないです
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
貴方 怪我人 でしょう 。 怪我人 が 上司 やら なんやら 言わないで下さい 。 
ほら 、 わかったら 寝て下さい 。
軽くほだされ 、 私 は またもや ベッド の 中 で
モゾモゾ と 潜る
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
良い子です 。 あ 、 林檎 でも 食べます ?
先程 買ってきたんですけど … あ 、 苺 でも
良いですよ ~
何だこの人 、 私 を 今日 
ここ に 泊める気 満々 だったんですか ()
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
じゃあ 林檎 で …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
は ~ い 、 剥いてきますね ~
運動 も 出来て 任務 も 出来て 料理 も 出来るとか 完璧 じゃないですか 。 少し くらい 欠点が あっても いい 。 なんなんでしょう 。 この人 は
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
は ぁ ~ …
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
どうしたんですか ? 溜息 なんて ついて
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
いや … 神様 不公平 だな 、 と
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
いきなりですね ~ w
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
まぁ、そんなこと 思えるくらいには
回復しました
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
おぉ - !! 頑丈 ですね ✨
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
有難う御座います 。 褒められてるのか 
知りませんが 。
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
やだなあ w 褒めてるんですよ - ?
湯彩 畦波(  ユイロアゼハ  )
湯彩 畦波( ユイロアゼハ )
そうですか … それは 良かった です
" それじゃ " というと 頼んだ 林檎 も 食べず
ベッド の 掛け布団 を 覆い被る 、 完璧 な 程 の 密閉 空間 は 落ち着いて 眠ることの 出来そう な 空間 だった
野火丸  (  ノビマル  )
野火丸 ( ノビマル )
はい 。 おやすみなさい 
"  林檎 は 明日 の 朝 にでも 食べてください  " その一言 を 残し 彼 は シャワー を 浴びに行った 。 
そして 私 は いつの間にやら 眠っていた

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