え ~ と 、あなたのニックネーム です 、
私 は 今 、 饂飩 を 食べています ←
なんて 、 目を輝かせていう 全吉 さん 。
御免 なさい 。 私 、 蕎麦 派 なんですよ … …
愛想笑い を 浮かべていると、
廊下 から ドタドタ と 騒がしい 音が 。
なんて 、 気だるげ そうな 声で言う 全吉 さん 。
やる来なさそう … ( 笑 )
" おや 伊予姫 サマ 、 良いのかい ?
晩御飯 は 太三郎 様 と お食べ に なるんじゃ … "
" そうかい そうかい ( 笑 )
なら 少し 待ってて おくれ 。 今から 作るからね "
話したくもない 過去 を 、 ペラペラ と 話す私 。
ぶっちゃけ 嫌だ 。 泣きたくなるし、
なんていうと 、 すぐ 消えてしまう 全吉 さん 。
伊予姫 さんと 2人 に なりました 、
と思ったら …
寝てました 。 完全 に 暇 です … どうしましょう
なんて、声が聞こえてくる。
そろそろ 帰ってくるのかな、 ?
ガラッッ
そんな 会話をしていると 、 小さい 狸 の 姿 の 頭領 さん が 、 " んん " と 咳払い を する。 その瞬間 、 全吉 さんが
" すみません 、 " といい 黙ってしまう 。
3代目 太三郎 様 が 発した 言葉 は 、 間違いなく
私 の おじいちゃんの ことだった
頭 を ぽんぽん、と撫でてくれる 太三郎様 。
じんわり と 目頭 が 熱くなる 、
うどん の よう な 髭 を 触り ながら いう 3代目 太三郎 様 。 可愛い … ←
どうしましょう 、 ここの皆さん が 暖かくて 、
飯生様 の 元 に 帰れそうにありません … …
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!