コンコン
流石にまだ寝てるよね
冷却シートを変えようと近づくと
あれ、起きちゃった?
でも変えなきゃいけないからそんなの関係ない
冷却シートを取ると…
グイッ
気づけば私はテヒョンさんの腕の中
ど、どういう事????
というか、顔が近い……
.
.
いやいや、良くないから!!!
もう寝てるし…
私抱き枕状態だし…
どうすれば、
あ、携帯あるじゃん
ヨナに連絡してみよう
家督
あなた「ヨナー、助けて」
ヨナ「いや、何から?」
あなた「テヒョンさんから」
ヨナ「てか、学校来てないけどどした?」
あなた「んとね、実はテヒョンさんが熱出して看病してた」
ヨナ「ふーん、で?何をして欲しんですかね?」
あなた「冷却シート変えようとして近づいたら捕まった←」
ヨナ「えっ、と、どゆこと?」
あなた「だから、今テヒョンさんの抱き枕状態なの!」
ヨナ「あーね、それはどうにもできない」
あなた「えー、」
ヨナ「今から授業だから、じゃね」
あなた「え、ちょっと!!」
家督終了
あー、本当最悪…
なんとしてでも抜け出さないと
そうして私の脱出劇?が始まった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!