あなたに少しずつでいいから、なんでもいいから、食べて欲しいんです。あなたのために彼は頑張ってくれるのでしょう。
あなたが彼のことを好きなのを知っていて、敢えて言っているのです。余裕そうですが内心ではあなたのことが心配で仕方ないみたいですよ?
痩身剤を大量に摂取しようとするあなたを止めてくれるのはいつも彼です。強い口調ですがもちろんあなたのことを思ってのことです。
そういって何度も嘔吐いてしまうあなたの背中を摩ってくれます。彼の大きな手と優しい声があなたを安心させてくれるでしょう。
彼に見合う女の子になりたくて無理なダイエットをしていたあなた。彼に嫌われないか心配ですよね。でも大丈夫、自信を持っていいんですよ?
優しい彼はあなたのペースに合わせて一緒に食べられるようになるまで支えてくれます。少しずつ、少しずつ克服していきましょ?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。