野薔薇:キャァァァ!!!愛騎ちゃん勝った!!あの強面野郎に勝ったわ!!!いや、勝つと思ってたけど!!!流石愛騎ちゃんね!!!
伏黒:釘崎もう少し静かにしてくれないか。
野薔薇:あ??
愛騎:お次は〜、、轟くんだね〜!
焦凍:、、、
無視!!!
無視されたんだけど、、、!!
待って、ホント、最近妙なことが起こりすぎて、、
え、何かって???
2人ほど私の魅力に靡かない野郎、、おっと失礼、靡かない男の子がいることに驚いてるんだよね。
まぁ、、轟くんは、仕方ないかもしれない、、
さっき聞こえてしまった話からすると、、お父さん恨んでるのかな、みたいな。
『左を使わず、、』
確か轟くんの個性は『半冷半燃』。
今までずっと氷結しか見ていないから、きっと左側は燃焼なんだろう。
個性婚ってものが何かは分からないけれど、
燃焼系の個性を持つお父さんを良くは思ってないんだろうなぁ。
、、、あれ、エンデヴァーって個性燃焼系だよね、、、?
もしかしてエンデヴァーがお父さん、、、
ってそれはないか!!
きっと轟くんのお父さんの兄弟がエンデヴァーだとか、そんな感じでしょ!
焦凍:、、、何ぼーっとしてるんだ。もう始まるぞ。
愛騎:あ、、、うん。
やっぱりいつもより、ピリピリしてる、、、
ちょっと怖いけど、、
でももし、私が轟くんの暗い気持ちを少しでも明るくできるならば、、、
愛騎:お互い頑張ろう!!あ、でも、私の『墻壁』は回復しちゃったから、また爆豪くんみたいに破壊しないと始まんないよ???
焦凍:、、、あぁ、、、そうだな。
明るくしてあげたいの。
プレゼントマイク:ついにやって来たぜぇ雄英高校1年体育祭決勝ぉぉ!!!双方優勝を譲る気はない目をしてるぜ、さぁどっちが勝つか!!!それじゃあ行くぜぇ、、スタァァァト!!!
勿論今回も『墻壁』を作る。
轟くんの氷結もどんどんと近づいてくる。
先がとんがっていて、きっと勢いで私の『墻壁』を壊そうとしているのだろう。
でもやっぱりそれじゃ壊せない。
時間をかけて壊さないと、、、、と思ったが、何かおかしい。
なんでそう思ったかと言うと、そのとんがっている氷結の後ろにも、大きな氷結が迫って来ているから。
何をしようとしているのか分からない。
2回攻撃?
そう思っていると、、、それは違かった。
まさか後ろにあった氷結の方が私に早く届くなんて。
しかもそれが、私の『墻壁』ではなく、私のいる真下の地面を狙っていたなんて。
私の『墻壁』は言ってしまえばカプセルのよう。
私を入れたカプセルをそのまま動かし、どんどんと高いところへ追いやり、ついには私を隠した。
、、、さっきのとんがった氷結は囮だったのか、、、
どうしよう、これじゃあ『墻壁』を解いたら素のまま氷漬けにされて、
解かなかったら一生氷の中だ!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!