第5話

五話
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2021/05/09 06:00
愛騎:、、、轟くんてさ、いつも蕎麦だよね。前蕎麦好きって言ってたけど、そこまで??飽きる、、とかないの、、、?

焦凍:ん?おぅ。

愛騎:そう、、、
無表情で自分の好きなものを食べている轟くんを見ると、、

うん、きっと私に靡かないのは私のせいじゃない。

そうだ、そういうことよ。
焦凍:、、、守宮って、逆に全然食べないよな。

愛騎:えっ、、そう?

焦凍:今日はまたヒーロー基礎学あるし、ちゃんと食べておかねぇと、、

愛騎:、、、心配してくれてるの?

焦凍:え?ん?あぁ、、まぁ、そうだな。倒れられても困るし、、

愛騎:素直に心配してるだけで良いのに。

焦凍:そうか、じゃあ心配してる。

愛騎:イラッ
そういうわけじゃないんだって。
ビーッビーッビーッ

愛騎:え、、、?

焦凍:行くぞ!!

愛騎:えっ、あ、う、うん!
急になり始めた警報。

もしかしてヴィラン、、、?

何かが侵入したらしいけど、、

轟くんは私の手を引いて非常口の方へ向かう。

しかしそこは雄英生徒で溢れかえっていた。

止めるしかなかった足を止め、轟くんを見る。

、、、、、、か、かっこ、、、、い、言い訳じゃないから!!

ま、まさか、天下の私がこ、こんなものでキュンとしたりなんて絶対にしないから!!!

あ、でもまだ、、手繋いでる、、

力強く握られているから、私からは離せられない。
愛騎:っ、、、////

焦凍:、、、?!大丈夫か?!

愛騎:な、なんでもないの!!

焦凍:本当か、、、?前も顔赤くなってたが、、もしかして風邪ひい、、

愛騎:てないから!!大丈夫!!ちょっと人が多くて暑くなっただけだから!!

焦凍:そうか、それなら良かった。
今だけ鈍いことに感謝だね。
飯田:ダイジョーブ!!!ただのマスコミです!!ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をしましょう!!

生徒:なんだよマスコミかよ〜

生徒:驚かせやがって〜

焦凍:マスコミだったのか、良かったな。

愛騎:あ、、うん。
、、、そろそろさ、、

手、、離してくれて良いんだよ、、、、、?

ちょっとこれ以上繋いでると、流石に隠せないからっ、、、
焦凍:パッ、、じゃあ戻るか。まだ全部食べてねぇからな。

愛騎:あ、う、うん!!
あ、あれ、、、

さっきまでは早く離して欲しかったのに、今はなんだか、、

さっき繋いでいた手が寂しく感じる。

これは、、なんていう気持ちなんだろう。

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