仮免当日。
私や爆豪くん、轟くんは別行動で動いた。
『えっ、、守宮さんも1人で行くの、、、?!』
『うん。今の私さ、思ってもないのに変な技出ちゃったり、皆に迷惑かけると思うから。あと、私の個性だと相手に接近してた方がやりやすいからさ。きっと皆と同じように動けない。だから、、ごめんね。』
、、、そう、私はあの後結局、あの水晶の技を自分のモノにできなかった。
だから私は『出来損ない』で『失敗作』なんだろうなぁ、、
って、暗くなるな私!!
今日も可愛い!!
皆私を見て振り向いてるじゃん!!
靡かないのは轟くんと爆豪くんだけ!!
そう、私の目的は、、轟くんを落とすことだったじゃないか、、、!!!
、、、、、結果。
合格だった。
第二関門的なレスキューでも、きちんと高得点を取れていたからまぁ、、良かったかな。
でも、轟くんは不合格だったらしい。
誰かと喧嘩したとかなんとか、、、
虎杖:なぁ五条せんせー、あの後どうなったわけ?
野薔薇:私怒ってるだから、、、
伏黒:、、、
野薔薇:愛騎ちゃんの兄貴だったのになんで愛騎ちゃんあんなに苦しんでるの!!全部聞いたんだからっ、、、!!
家入:愛騎ちゃん、、ねぇ。直接は会ったことないけど、、御三家である五条家の長女だからね。しかも呪術界最強の五条悟の妹だからさ、ずっと比べられてきて、辛かったんだと思うよ。悟あんたさぁ、、これに関してはサイテーだな。
五条:分かってるよ、、償いきれない罪だと思ってる。でも、僕が何をするべきかあのとき分かってなかったんだ。
野薔薇:はぁ、、、?
五条side
野薔薇は泣いている。
、、、分かってる。
分かってるよ。
愛騎が死んだと聞いて、どれだけ後悔したことか。
なんで何もしてやれなかったんだって、、でも分からなかったんだ。
五条:、、、話しかけない方が良いと思ってたから。
虎杖:え?
五条:僕の両親も酷い人たちだよ。兄妹で戦わせるんだからさ。
野薔薇:え、、、
五条:あ、いや、なんか殺し合いとかそういうんじゃなくてね?訓練として。
家入:ふぅん。
五条:、、、愛騎のじゃないからね。僕のだから。
虎杖:、、、え?!守宮の訓練じゃねぇの?!相手五条先生とかヤバくね?!
五条:はは、そうだよね。あいつらは愛騎を僕の訓練相手として使ったんだ。まぁ一応五条家の人間ではあるからさ、愛騎も勿論すごいキツい訓練受けてたよ。でも僕と比べすぎたんだ。、、、愛騎は普通の女の子だったんだ。五条家だし、呪霊も見えれば術式も使えたんだけどね。でも、、愛騎は権力とかそういうのとは無縁な子だったんだ。
野薔薇:そんなっ、、何よ、御三家だからって、、愛騎ちゃんの両親殴ってやりたいわ、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。