第16話

十六話
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2021/05/13 21:00
試合に勝利し、次の試合まで控室で待っていようと廊下を歩いていた。

すると、向こう側から大きな男の人が歩いてきた。

よ〜く見ると、、、エンデヴァーだった。
愛騎:初めまして、私の名前は守宮愛騎です!こんなところでエンデヴァーに会えるとは思いませんでした!誰か知り合いでも??
一応、敬語は使っておかなきゃね。
エンデヴァー:ん?あぁ、、、(この娘は知らないのか、、、)

愛騎:えっ、誰ですか?!

エンデヴァー:轟焦凍だ。

愛騎:えっ、、と、轟くん?!
う、うっそ、、、!!

轟くんの知り合い、、、!

轟くんって実はビッグな人、、、?!
愛騎:と、轟くんとはいつも仲良くさせてもらってて、

エンデヴァー:あいつが?仲良くしてるのか?

愛騎:え?はい、、一緒にご飯も食べてますし、

エンデヴァー:、、、お前は焦凍の彼女なのか。

愛騎:、、、はい?!か、彼女?!そ、そんなわけないじゃないですか、、わ、私ととどろ、、
、、、きくんが付き合ってる?!

私に轟くんなんてつり合わないもんね!

せいぜい轟くんは私に片想いでもしてなさい!!

、、、靡かないけど。
エンデヴァー:なんだ?

愛騎:いっ、いえなんでも!!

エンデヴァー:、、、まぁ付き合っていないなら良い。あいつには決まった相手と結婚してもらう予定だしな。
、、、え?
愛騎:あ、あの、、、轟くんは婚約者でもいるんですか。
今の時代婚約者とか、、上流階級のとこしかないでしょ。

一般家庭にそんなことって、、あるのかな。

っていうか、どうして轟くんに「結婚してもらう予定」なの?

親でもないくせに、、もしかして親戚、、とか?

エンデヴァーに轟くんは利用されてるの?
エンデヴァー:いや、今の段階では焦凍に婚約車はいないが、、いずれ決まることだろう。

愛騎:っ、、、
ヤダ、、辞めてよ。

理由?

そんなの決まってる。

私が轟くんを落とすの。

他の誰かに轟くんを奪われたくないだけなの。
エンデヴァー:、、、守宮、、だったよな。そろそろじゃないのか。

愛騎:えっ?!あ、、はい、えっと、、ありがとうございます。失礼します。

エンデヴァー:あぁ。
五条:(あの守宮って女の子、愛騎に術式が似てる、、、というか、一緒に見える、、、これは僕の錯覚?髪の色も雰囲気も違うし、やっぱり別人、、いや、でも、、、)

真希:悟、さっきから何考え込んでんだ?

パンダ:珍しく頭使ってるな〜

棘:しゃけしゃけ。

五条:(でも、個性を持ってる奴らってなんか名前も個性に似てる奴多いよな、、僕らは個性の変わりに呪力が与えられてるけど、、そうだったとしたら、守宮は個性と名前が合ってるから、やっぱり守宮は愛騎じゃない、、、うぅん、、、?)

真希:お〜い、馬鹿がそんなに考えてたら頭ぶっ壊れるぞ〜

棘:いくら〜

野薔薇:、、、あそこまで言われて気付かないって、、何考えてんのかしらね。先生のことだからろくなこと考えてなさそうだけど。

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