試合に勝利し、次の試合まで控室で待っていようと廊下を歩いていた。
すると、向こう側から大きな男の人が歩いてきた。
よ〜く見ると、、、エンデヴァーだった。
愛騎:初めまして、私の名前は守宮愛騎です!こんなところでエンデヴァーに会えるとは思いませんでした!誰か知り合いでも??
一応、敬語は使っておかなきゃね。
エンデヴァー:ん?あぁ、、、(この娘は知らないのか、、、)
愛騎:えっ、誰ですか?!
エンデヴァー:轟焦凍だ。
愛騎:えっ、、と、轟くん?!
う、うっそ、、、!!
轟くんの知り合い、、、!
轟くんって実はビッグな人、、、?!
愛騎:と、轟くんとはいつも仲良くさせてもらってて、
エンデヴァー:あいつが?仲良くしてるのか?
愛騎:え?はい、、一緒にご飯も食べてますし、
エンデヴァー:、、、お前は焦凍の彼女なのか。
愛騎:、、、はい?!か、彼女?!そ、そんなわけないじゃないですか、、わ、私ととどろ、、
、、、きくんが付き合ってる?!
私に轟くんなんてつり合わないもんね!
せいぜい轟くんは私に片想いでもしてなさい!!
、、、靡かないけど。
エンデヴァー:なんだ?
愛騎:いっ、いえなんでも!!
エンデヴァー:、、、まぁ付き合っていないなら良い。あいつには決まった相手と結婚してもらう予定だしな。
、、、え?
愛騎:あ、あの、、、轟くんは婚約者でもいるんですか。
今の時代婚約者とか、、上流階級のとこしかないでしょ。
一般家庭にそんなことって、、あるのかな。
っていうか、どうして轟くんに「結婚してもらう予定」なの?
親でもないくせに、、もしかして親戚、、とか?
エンデヴァーに轟くんは利用されてるの?
エンデヴァー:いや、今の段階では焦凍に婚約車はいないが、、いずれ決まることだろう。
愛騎:っ、、、
ヤダ、、辞めてよ。
理由?
そんなの決まってる。
私が轟くんを落とすの。
他の誰かに轟くんを奪われたくないだけなの。
エンデヴァー:、、、守宮、、だったよな。そろそろじゃないのか。
愛騎:えっ?!あ、、はい、えっと、、ありがとうございます。失礼します。
エンデヴァー:あぁ。
五条:(あの守宮って女の子、愛騎に術式が似てる、、、というか、一緒に見える、、、これは僕の錯覚?髪の色も雰囲気も違うし、やっぱり別人、、いや、でも、、、)
真希:悟、さっきから何考え込んでんだ?
パンダ:珍しく頭使ってるな〜
棘:しゃけしゃけ。
五条:(でも、個性を持ってる奴らってなんか名前も個性に似てる奴多いよな、、僕らは個性の変わりに呪力が与えられてるけど、、そうだったとしたら、守宮は個性と名前が合ってるから、やっぱり守宮は愛騎じゃない、、、うぅん、、、?)
真希:お〜い、馬鹿がそんなに考えてたら頭ぶっ壊れるぞ〜
棘:いくら〜
野薔薇:、、、あそこまで言われて気付かないって、、何考えてんのかしらね。先生のことだからろくなこと考えてなさそうだけど。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。