爆豪:ケッ、、、余裕ぶってたのになぁ。ククッ
割れちゃったか、、、
私の『墻壁』もまだまだかな。
、、、でもね、、、?
私のこの『墻壁』がなくなったって、少し防御力が落ちただけで何も影響はないの。
愛騎:残念だけど、、、別にこれで私が何の術もないなんて思っちゃダメだよ???
爆豪:、、、あ?負け惜しみか?
愛騎:そうじゃなくて、、、いや、やっぱりやってみた方が早いかな。
何を言っているのかさっぱり分からない、、とでもいうように、
不思議そうな目で私を見る。
そして、警戒をしている。
自分でも分からない。
でも、私の身体は本当に、異常なくらい、、タフって言ったら良いのかな、、丈夫なんだよね。
私の皮膚は普通の女の子みたいに、、いや、それ以上に薄くて、体型だって小柄な方。
中学生の頃だって、男子に『折れてしまいそうだ、、』と言われたほどやわに見えるらしい。
でも実際は違うんだよね、、、
まるで、ずっと今まで訓練してきたみたいな?
そんな感じ。
筋肉がつきにくくてそんなにないのに速く走れるのも、遠くまで飛べるのも、
身体能力が異常なのが原因で、、、
爆豪:、、、後で後悔すんなよクソ女。
愛騎:っ!!そんなこと、、初めて言われた、、、
爆豪:ケッ
そして、ついに私は素の状態のまま爆豪くんの爆破を受けた。
プレゼントマイク:おォォォォ!!!まさかの結末!!!爆豪の爆破を真正面から受け止めた!!!守宮愛騎の勝利ぃぃぃ!!!
観客:うぉぉぉ!!!
爆豪:あぁぁぁぁ?!?!
あれから私はずっと爆豪くんの爆破を受けながら爆豪くんと戦った。
最初は私の『墻壁』を壊すためにバンバン爆破させていたけど、次は私の隙を狙って爆破していたからそこまで周りが見えなくなったわけじゃないんだよね。
そしてこれもよく分からないのだが、
私には格闘術が分かるらしい。
爆豪くんを見つけては蹴りを入れたり、、、
そして爆豪くんを場外まで吹っ飛ばして勝ったのだけど、、
え、待って、これじゃあ、、か弱い女子じゃない!!
どうしよう、もう守宮愛騎はか弱くて可愛い女子じゃなくて、
こんな強面の男にも勝っちゃう強気な女の子じゃん!!
、、、まぁいっか。
どうせ、他の男落としたって今は全然嬉しくないもん。
手に入りにくい男の方が燃えるしね、、、まぁそれが轟くんてわけなんだけど。
きっと轟くんはか弱い女子じゃなくて強い女子の方が好きでしょ?
勝手な考えだし、、轟くんが好きっていうわけじゃないんだけどね?!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。