愛騎:んっ、、
焦凍:守宮、、、!
愛騎:轟くん、、皆、、
う、うわぁ、、皆いる、、皆見てる、、、!
なんか恥ずかしいな、、
寝顔見られてたんだよなぁ、、
愛騎:、、、伝えなきゃだよね。全部。
相澤:あぁ、、お前は色々と隠しすぎだ。もっと俺らを頼れ。
愛騎:っ!!、、、皆、優しすぎるから、、、!怖いの、、また、見捨てられたら、、裏切られたらって、怖いから、、
葉隠:私たちはそんなことしない!!だから、教えて?
愛騎:うん。
焦凍side
、、、皆スルーしてるが、こいつ、髪が白になってんだが、、
いや、今は止めねぇ方が良いか。
愛騎:私の本名は五条愛騎。多くの人に知られていない、呪術界御三家の一つの娘なの。一般人で知っている人は政治家の上層部や、呪霊から助けた人の中で、助けられたときの記憶を持っている人だけ。呪術界的には、、混乱を招かないためなんだけどね。
皆:、、、
愛騎:私の兄、、五条悟は、呪術界の最強。六眼を持っているから、呪力消費は結局ゼロだし、五条家の血を濃く受け継いでるからかな、技の威力も領域展開だって強いの。
相澤:(『領域展開』か、、)
愛騎:私は兄と13歳差。五条家的には、保険を作りたかったんだと思う。五条家は兄がいるから成り立っているも同然、、もし兄が殺されたりしたとき、私のような人間がいなきゃ困るから。だから私は生まれた。
焦凍:っ!!
どこか、似てる。
愛騎:兄と同等までとはいかなくても、他の呪術師よりは遥かに優れていなければならなかった。でも、私はそこまでの力がなかったの。ずっとずっと兄と比べられた。『お前の兄はこんなもの軽くやっていた。』『本当に君たちは兄妹なのか?』って。でも、血の繋がりは私のこの髪が証明してる。
麗日:、、、あ、愛騎ちゃん髪白になっとる、、!
八百万:気付きませんでしたの?私は何も言いませんでしたが、、
上鳴:俺の目大丈夫かな、、
相澤:続けろ。
愛騎:はい。呪術界の人間、、まぁつまり、呪力を術式に変換できるくらいの量の呪力を持っている人に個性はありません。でも私は、個性を持ちました。私の『墻壁』は五条家の『無下限』という技。個性はどうしても欠点が生まれてしまう。だから私は『準無下限』しか使えないんです。
難しい話だ。
今の『墻壁』でも充分強いと思うが、、
愛騎:さらに私は、『術式反転 赤』しか使えなんです。術式反転は赤・青、そしてそれを組み合わせた紫があります。兄は全て使える。しかも呪力消費ゼロで。私は赤しか使えないのに、呪力消費が元々は高い技だから、何発も打つことはできない、、ここでも兄との差を強く感じました。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。