私はあくまで職場体験の身だから、エンデヴァーたちヒーローが戦っているところをただ見ていることしかできない。
、、、今頃轟くんは何をしているんだろうなぁ。
だって、本当は個性使っちゃいけないし。
どうせそれを破って後で怒られるのがオチなんだろうけど、、
でも、轟くんが『友達』なんて言って驚いたのも事実で、、
いや、私は何様だ。
轟くんのお母さんじゃないんだから、、、
でも、最初は『仲良しごっこはしねぇ』とか言ってたくせにっ、、とかは思ったりする。
虎杖:五条先生!こっち沢山いる!行ってきても良い?!
五条:うん、じゃあ、、悠仁と野薔薇行ってきて。恵は僕と一緒ね。
伏黒:なんで俺が、、、
野薔薇:ざまぁ。
虎杖:釘崎行くぞ!!
野薔薇:指図してんじゃないわよ!!
、、、そして、エンデヴァーの戦っているところを隅で見ていたとき。
見覚えのある顔が2人、私の目の端っこに見えた。
、、、あれは、、野薔薇ちゃん?!
もう1人の男の子は、USJで来てくれた男の子だ。
愛騎:おーい!
野薔薇:えっ、、、あっ、えっ、、愛騎ちゃん?!
虎杖:あ、釘崎の推し!!守宮、、そう、守宮愛騎だろ!!
愛騎:(推し、、、?)
野薔薇:愛騎ちゃん!会いたかったわ!!っていうか、覚えててくれたのね!!
愛騎:う、うん、、忘れるわけないよ!
野薔薇:流石私の天使、、、!でもどうしてこんな危ないとこに1人でいるの、、、?早く逃げなきゃ、
愛騎:ふふっ、野薔薇ちゃん。私、これでもヒーロー志望だからね。エンデヴァーの事務所で職場体験させてもらってるの。
野薔薇:エンデヴァーって確か、、No.2ヒーローの!
愛騎:そうそう!
虎杖:あの〜、、、守宮はともかく、釘崎は早く呪霊倒さないと、、五条先生に怒られちゃうよ、、、?
五条、、先生?
野薔薇:あっそーですかー。でも、今ここに愛騎ちゃんがいるんだから、愛騎ちゃんを守るのが最優先でしょ。
虎杖:そうは言ってもな〜、、、
愛騎:野薔薇ちゃん、私なら大丈夫だよ。個性はあんなだし!きっと、体育祭、見てくれたんでしょ?
野薔薇:も、、勿論よ!!そうだ、優勝おめでとう!!
愛騎:ありがとうニコッ
虎杖・野薔薇:グハッ
野薔薇:ふっ、、いっちょやってくるわ、、愛騎ちゃんは隠れててね。
虎杖:釘崎が急にやる気出した、、
野薔薇ちゃんは、私の声援のおかげでやる気になったのか、すごい勢いで化け物を倒していった。
、、、さっき虎杖くんが呪霊がなんとか、、って言ってたけど、この化け物は呪霊っていうのかな、、
でもそれよりも、私が気になるのは。
『五条先生』、、、って、、
愛騎:ズキッ
?!
、、、痛い、、
頭が、痛い、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!