お母さんの方のお爺たちに会ってから
日本に向かった
自分は何不自由なく、それに成功しているって思ってるよね。
でも、それは違う。
その人は空港にあなたを待っていた
今まで忘れていたはずの奴が
飛行機内
増岡[あなた、本当に引き受けていいの?]
[うーん、騙すのは良くないよ。でも、やってみたいと思った。あの人の熱が凄かったし]
増岡[それならいんだけど。でも、あれだけは守りなさいよ。分かってる?]
[分かってる]
家の家訓みたいな約束
小さい時から何度も何度も『この約束と社会のルールは最低限守りなさい』と耳にタコができるぐらい言われた。
まだこの時は誰も知らない
波乱が待ち受けていることを
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!