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2018.05.19
昨日は本当に色々あって疲れた。
学校、行きたくないけど…家にもいたくないし行くしかないんだけどね
実際課題は先週間違えて終わらせていた。
徹夜なんて嘘。
あーあ。
そんな小さなことでも先生は気づいちゃうのかな。
多分病気のことも心配してるんだと思う。
……
放課後になっても頭痛が治らなかった。
動けなくなる程じゃないけどね。
言われてみてから気づいた。
やっぱりバレてたか。
そう例えたら先生、笑いだしたの。
子供みたいにクシャッと笑った顔が可愛くて…
ふんわりと2人で喋ってる時間は楽しかったなぁ。
なんでだろうね、この時落ち着いたのかな。
この人に相談しようって思ったんだよね…。
笑ってたけど真剣な顔になった。
少し下がった様な顔をした先生。
ごめんなさい…
言葉が、、、出てこなかった。
何を言えばいい?? 言って何になる。先生に引かれちゃう…??。という考えが頭から離れない。
何を、話せばいいんだろう。
喉の奥がすごく突っかかってる感じがして苦しかった。
その言葉に泣きそうになった。
でもね、ここで泣いたらなんか駄目な気がして…この先もっと辛いことあるのにここで泣いてたら耐えられない、そう思ったから頑張って我慢したよ。
「未莉は私がいればそれでいいよね。」
「私がいれば他に何もいらないでしょ。そうだよね」
なんだか…だんだん悪口を言っているような気分だった
けど口は止まらなかった。
やっぱり、先生はそう言うよね…
他の人とは違った。
綺麗事だけ言う人じゃなかった。
先生とかって大体みんな綺麗事しか言わないから…
なんだか…嬉しかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。