2018.05.18
今日は何だかもやもやした気持ちで学校に行ってきた。
多分昨日のせいだよね。
これしか道はないんだよね、うん
そうだ、この子も長野先生のこと好きなんだっけ
音のこういう明るくて頑張り屋さんな所、好きなんだよね。
時々はっちゃけすぎるけど
……
やった~ とクラスが盛り上がってたけど私は長野先生の授業好きだしどっちでも良かった。
目線が怖かった。
あの子に行かせろってことか…
「大丈夫なのか」口パクで聞いてきた。
ジェスチャーでできるだけ伝えて、男子は優しく首を振ってくれた。
笑顔を取り繕う。
引きつってただろうな…バレてなきゃいいけど
密会…絶対嫌な予感しかないから早く寝よう。
いや、まじでやめて。迷惑
いやだ、まじでいやぁぁぁぁ。やめてやめてやめてくれ
出たよ…
早すぎるだろ、、、さすがにそれは…
これ…めんどくさくなりそうだなぁ
もう無理…
そんなの自分で聞けよ
……
放課後私は先に帰ろうか、その言い訳を考えたんだけどね…
私、、、演技とかほんとに苦手ですぐバレるんだよね
それに先に帰っても家で気まづいしなぁ
たまーに先生はおネエの口調になるんだよね笑
横はなかなか向けなかった。
だって……ものすごい視線を感じたんだもん!!!!
そりゃそうか…背も高いし容姿もかわいい系のかっこいいし。
えっ??って驚いて向くとあの子は驚いた顔をして顔を赤くした。
先生がどうした??って聞いてきたからまだバレてないよね…うん。
案外ちゃんとした人がタイプだった。(失礼)
なんだかんだで最終下校時刻を迎えた。
歩いてて気づいたけどこれって帰りこのこと二人きり……??
…出ましたよ
不機嫌だなって言うのはすごくよく分かった
すっごいめんどくさいんだけどこの子!!
なんてことは心の中に閉まっておこう。
この後一言も話さなかった。
でもね、これよりも辛いことが起きたんだよね_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。