第39話

再びひとつに…
9,320
2020/08/20 06:00
~あなた目線~



次の晩もまた…。
義勇さん
義勇さん
おやすみ…
義勇さんは、深く口づけをして
優しく頭をなでてくれた。
でも、それ以上しようとしない。
やっぱり…
私が拒否し続けたせいで、
こうなってしまったのよね…。

ごめんなさい…。



抱かれたいと、
口で言うのは、とても無理…。

だったら…
あなた
義勇さん…
私は、着物をするりと脱いで、
義勇さんの帯を引っ張った。

私の胸が、あらわになる。


これで放っておかれたら、
今宵はこれで終わり…。

ドキドキして息が止まりそう…。



帯をぎゅっとつかんでいると、
無言の義勇さんの視線が、
降りてくるのがわかった。
義勇さん
義勇さん
いい…のか?
あなた
はい…
瞬間、義勇さんの吐息が
ふぅーっと、深く漏れ出た。

私を腕に包む。
義勇さん
義勇さん
ああ…あなたっ…
あなた
お願いします…
義勇さん…震えてる…。

私から勇気を出してよかった。



鬼を狩るはずのその腕に
私は抱かれる…。

強く気高い、鬼狩り様…。




~義勇目線~
俺を熱く見つめるあなたを、
腕にしっかりと抱き寄せた。

すると、初めてこの腕に抱いた時の
緊張と感動がよみがえってきた。

いや…それ以上かもしれない。


震えてしまう…。
白く、なめらかな肌…。
義勇さん
義勇さん
あなた…
いやになったら
言ってくれ
再び熱い口づけを交わすと、
俺はあなたをそっと寝かせ、
ためらい気味に、乳房に手を添えた。
あなた
大丈夫です…
して…ほしいです…/////
柔らかな丸みを持つ
かわいいあなたの乳房…。

親指でくりくりと、
先端の感触を確認した。
あなた
アッ…
義勇さん
義勇さん
口をつけていいか?
あなた
コクン…
あなたが小さくうなづいた。

舌で優しく吸いつき、
指でつまみ、コリコリと刺激する。
あなた
んッ…ハァっ…
アッ…
あなたのこんな声…
久しぶりだ…。

声だけで俺は狂いそうだ。


全身に俺のしるしをつけたい…。
義勇さん
義勇さん
あなた…
君のすべてが愛しい…
俺は、あなたの耳元でそうささやくと、
全身に舌をわせた。
あなた
アァッ…ぎゆうっさ…
義勇さん
義勇さん
ハァッ…もう…
離したくないっ…
つい、あなたをなめる舌に、
力が入ってしまう。

くぼみとふくらみを交互に吸い尽くし、
指の一本一本も、
口に含んだ。

あなたは、のけぞったり
くねらせたり、
俺の舌に、敏感に反応してくれる。
あなた
んッ…わっ…わたしも…
義勇さん
義勇さん
えっ…
息も荒く、紅潮しているあなたが
俺のひざにまたがった。

太ももに濡れた感触があり、
思わず手を伸ばす。
義勇さん
義勇さん
こんなに…/////
指をつたって、手首まで
あなたの蜜が流れ出てきた。


そんなあなたが、
俺の首元に吸いついた。
あなた
義勇さんっ…
お…お慕い…してっ
ハァッ…
押しつけられる体が熱い…。

なおも、俺の体に舌を這わせる。
もう…
これ以上のがまんは無理だっっ…
義勇さん
義勇さん
あなたっっ…!!
だが…
きっと今夜も俺は
すぐに果ててしまうだろう…。
それでも…
義勇さん
義勇さん
俺を受けとめてくれ
あなたをひざに座らせ、
全身を密着させたまま
下から深く突いた。

温かいあなたの中…。
あなたとひとつに…。


二人の境界が溶けてなくなりそう。
そんな夜だった。




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