第2話

連れて帰る
17,717
2020/07/22 06:53
義勇さん
義勇さん
あなた、俺の屋敷へ案内する
あなた
はいっ…

あっ…きゃあ…
あなたは、立ち上がると
足がもつれて
前に倒れそうになった。

俺は、思わずあなたを抱えた。
義勇さん
義勇さん
大丈夫か?
あなた
すみません…
緊張して…/////
お館様
お館様
あなたは、男の人と
つきあったことがないからね
無理もない
義勇さん
義勇さん
俺が…初めて!?
あなた
…はい
義勇さん
義勇さん
そうか…
言い知れない感動があった。

あなたの初めての男性が
俺になるということだ。


まあ、俺も初めてなのだが…。
義勇さん
義勇さん
では、帰るぞ
あなた
えっ?
はい…このままですか!?
義勇さん
義勇さん
足がもつれて歩けないのだろう?
あなた
そうですけど…/////
俺は、いてもたってもいられず、
あなたを胸に抱き上げたまま
屋敷へ連れて帰った。



宇髄さん
宇髄さん
…冨岡?
お館様
お館様
天元、任務ご苦労さま
宇髄さん
宇髄さん
お館様、
冨岡が珍しく女を連れていましたが
俺の見間違いでしょうか
お館様
お館様
義勇、結婚したんだよ
宇髄さん
宇髄さん
マジかぁ…

いや、失礼しました
そうなんですね
お館様
お館様
義勇は、
慌てて連れて行ってしまったよ

よほどあなたが気に入ったらしい
宇髄さん
宇髄さん
冨岡がうまくいくよう
俺が面倒見てやりますよ
お館様
お館様
頼んだよ、天元

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