今日は日曜日。
起きるとあなたはいなくて、机に置き手紙が置いてあった。
『新聞配達のバイト行ってきます!
いつの間にかベッドで寝てたみたいでごめんなさい(;_;)』
と書いてあった。
あいつ、新聞配達のバイトまでやってんのか。
俺は小さい頃から財閥の息子であったため何一つ苦労する事がなかった。
でも、財閥の息子であるためその重りや偏見ににたくさん苦労してきた。
デビューしてもきっと金の力でデビューしたとか陰口やアンチをたくさんくらい、期待やプレッシャーも受けてきた。
俺だって俺なりの努力だってしてきたし、誰にだってそんな事言われる筋合いなんかない。
何一つ苦労せずに贅沢してたから罰が当たったのかな。
思わずそんな事思ってないのに言っちゃった。
馬鹿だな、俺。
こういうときに限って素直になれないんだよな、
そういってあなたは少し涙を浮かべていた。
あなただって苦労してるのになんてこと言っちゃんたんだよ俺。
くそッ。
我慢できなくて思わず抱き締めてしまった。
ピンポーン
あなたは動揺しながら俺の腕を振りほどいてドアの方へ向かっていってしまった。、
あなたを心配してドアの方へ向かったら
写真立てにいたあの男がいた。、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。