ぐびぐびと貯金を崩した酒を飲み下していく。
金とアルコールの味で気分がいい。
ぢっと見つめる。
俺も月島も目をそらさない。
これは暗黙のルールで、問いかけがトリガーになってる。
先に目を逸らしたほうが先に愚痴をこぼすっていう勝負。
普段は俺が負けるけど、今回は月島が負けてくれた。
月島もちびちびと酒を飲みすすめ、愚痴る準備をする月島。
一気にごくごくぐびぐびと酒を煽る月島。
ひぇ〜〜〜あいつらいつも何してんの???
月島かなり鬱憤溜まってるじゃん…エグ…こわ…
これはしばらく聞き専だなぁ。
酒が回ったのか赤い顔を机に伏せてしまう月島。
今にも泣き出しそうで結構真面目に同情する。
答えは沈黙……ッ!
とは言え、睨みつけてくる月島を前にしては流石にいつまでも黙っていられない。
これはぐぅの音もでる。
仕事が増えるよぉ!!!おかあさぁん!!!!!!
なんて、少し濁して言う。
でもまぁ月島は俺の癖をわかってるだろうから……
あれは本当に……
フランケンシュタインでもあんなに哀れじゃない。
ここでは口に出せないが、お互いにその苦労した状況を鶴見中尉に報告しなければいけない。
まぁつまりは板挟みだ。
いつの時代も、中間管理職は苦労する定めにあるようだ。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。