私はあなた、14歳。普通に楽しく暮らしてたんだけど、小学3年生の夏、お父さんが亡くなってから、全てが変わってしまったーーーー。
そう言われて暴力を振るわれる毎日
私は学校に行かせてもらえず、お母さんにおびえながら過ごしていた
でもーーーーー。もう慣れた、かもね…w
何年も経ったある日、お母さんが誰かと電話しているのを聞いた
韓国って、どこだろう?さすがに小3までは学校行ってたから、ここが日本だってことは分かってる
じゃあ…どこか、知らない国?
もしかしたら、すごくすごく遠い所かもしれない。
そんなの、絶対嫌。
ーーーーーーーー逃げなきゃ!!
お母さんは、まだ電話してる。でもドアを開ける音で絶対気づかれるよね…?
ダッ
ーーガチャ、バタン!
玄関のドアを開け、勢いよく外へ飛び出して行く。
走って、走って、走って…。無我夢中で駆ける。
できるだけ、遠くへ。お母さんから、遠く遠く離れた所へーーー。
途中でだんだん力尽きてくる。
ふいに涙があふれだし、その場に座り込む。
疲れが一気に押し寄せてきて、私はそこで眠り込んでしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。