第2話

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2022/10/19 12:29
私はあなた、14歳。普通に楽しく暮らしてたんだけど、小学3年生の夏、お父さんが亡くなってから、全てが変わってしまったーーーー。
お母さん
あんたなんかいらない!
(なまえ)
あなた
うっ…
そう言われて暴力を振るわれる毎日
私は学校に行かせてもらえず、お母さんにおびえながら過ごしていた

でもーーーーー。もう慣れた、かもね…w
何年も経ったある日、お母さんが誰かと電話しているのを聞いた
お母さん
……でしょうね?
お母さん
……なの?
お母さん
いいじゃない、どうせ”殺す”んだから
(なまえ)
あなた
殺す…?
お母さん
じゃあ、これから連れてくから、「韓国」に
(なまえ)
あなた
…?
韓国って、どこだろう?さすがに小3までは学校行ってたから、ここが日本だってことは分かってる

じゃあ…どこか、知らない国?


もしかしたら、すごくすごく遠い所かもしれない。
(なまえ)
あなた
そこで…殺されちゃうの?
そんなの、絶対嫌。


ーーーーーーーー逃げなきゃ!!



お母さんは、まだ電話してる。でもドアを開ける音で絶対気づかれるよね…?
(なまえ)
あなた
(…ああもうっ!こうなったら、見つかる覚悟で、勢いで行くしかない!)
ダッ
ーーガチャ、バタン!
玄関のドアを開け、勢いよく外へ飛び出して行く。

走って、走って、走って…。無我夢中で駆ける。

できるだけ、遠くへ。お母さんから、遠く遠く離れた所へーーー。
(なまえ)
あなた
はあ、はあ、はあ……
途中でだんだん力尽きてくる。
(なまえ)
あなた
もう、嫌だよ…ポロポロ
ふいに涙があふれだし、その場に座り込む。
(なまえ)
あなた
…どうして、こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?教えてよ…ポロポロ
疲れが一気に押し寄せてきて、私はそこで眠り込んでしまった。

















ねえ、大丈夫?

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