私の選択はもう決めなくなくてはならないぐらい
病状が進んだ。
話すのがカタコトになった
ご飯も気をつけていないと詰まらせてしまう
あれから玲於は来てくれない
きっと私がまだ答えを出さないからだろう
そんなことわかっているのに
でも決められない。
私は一体どれだけのものを捨てて病気に奪われていくんだろう
龍友くんに食べさせてもらう
中がトロトロで外はカリカリして美味しい
きっとあと手で数えるぐらいしかご飯は食べれないだろう
話すのが難しくなった分あなたは顔で表そうとしてくれる
でもそれも引きつったような笑顔で
笑うのも難しくなってきてるんだなって3人は思った
あなたの病院に行った人は必ずその日にあなたの様子と状態を話しても共有する
その話をしている時も玲於は聞いてるようで聞いていない
玲於は玲於なりにあなたに早く決断しろっていう行動なのだろう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。