あなたside
東京駅から歩いて2時間。7時間歩いた後なら楽勝だ
待っててね。○○くん
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侑side
未だにあなたが出ていったのが信じられん
『侑〜!』
『ありがとう!侑』
『大好き!侑♡』
あなたとの日々が楽しかったな
『裏切り者と話すつもりはないから』
そう言い放ったあの一言
冷たい目で言い放ったあの一言
俺らに殺意を込めて放った一言
あの言葉が未だに頭から離れへん
なんで…なんであいつの言うことなんて聞いたんやろ
もう後悔しても遅いと思っとる
それでも…あなたに言いたい
侑 「…ごめんなあなた。」
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あなたside
2時間は思ってた以上に早かった
東京はいつ見てもかっこよくてすごいと思う
○○くんの家はここら辺だったような…?
あなた 「すみません…○○○さんの家ってどこら辺かご存知でしょうか?」
モブ 「ここを右に曲がったらすぐだよ」
あなた 「ありがとうございます」
もうすぐだ…もうすぐ会える
やっと解放できる…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。