第19話

ー倉庫ー
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2020/06/10 14:22
貴)ん、、、

どれくらい気を失ってたのか、
目が覚めると誇りっぽくて暗い場所にいた

貴)ここどこ、

貴)いたっ、

体を起こすと全身に激痛が走り
身体を見てみると殴られた跡があり
刃物で切られて血が出ていた

貴)ひどい、、

貴)ていうか、ここ体育倉庫?

周りを見ると恐らく
今は使われてない古い体育倉庫だった
樹に連絡しようとポケットを探すと
ケータイがないのに気が付いた

貴)あれ、ケータイどこいったの、
まさか、置いてきた、?

貴)寒い、

今は秋だけど今日は気温が低くて
冬と同じくらいの気温で
倉庫の中は冷蔵庫のように冷えていた

貴)樹、ジェシーくん、助けて、

殴られた頭がぐわんぐわんとして
身体もいたくてもうダメだ、
そう思った時

樹))あなた!!

ジェ))たぶんここら辺なはずだけど、

樹))くそ、1人でなんか行かせなきゃよかった、

近くから2人の声が聞こえてきた
私は激痛の走る身体を動かし
倉庫のドアをたたいた

貴)たすけて、、!

貴)樹、ジェシーくん、!

樹)おい、こっちだ!

ジェ)あなたちゃん!

ガチャッ

バンッ

ドアがあき外の光がはいり
真っ暗だった倉庫が明るくなった

樹)あなた、!!

ジェ)ボロボロじゃん、!
大丈夫!?

貴)樹、ジェシーくん、(泣)

樹)もっと早く気づけばよかったな、
ごめん、ごめんな、

貴)見つけてくれてありがとう、、(泣)

私はそこで力尽きて
意識がなくなった

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