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第10話

とびこめブレイバー5
実技試験、結果から言うと。

かなり、たくさんのポイントを得ることが出来た。

オレはもはや脳筋といっても差し支えないレベルだと思うのだが、

それでも正直、こんなにもろいと思っていなかった。

かかと落としやら肘打ちやらを叩き込むだけで、鉄のロボットはいともたやすく壊れてしまった。



個性は使わなかった。



いや、だってこんな個性どうやって使えっちゅーねん。

ちまっこい針が出たところでロボットは倒せないし、
料理や掃除のうまさが試験に関係するとは到底思えない。っていうか使えない。

それでもヒーローになる夢は諦められなかった。


ほんとに諦めの悪いヤツだなって、自分でも思う。

個性『女子力』だぞ。

心が折れてもおかしくないだろ。正直何回も心は折れているわけだが。


そんな意味のない脳内会議を繰り広げつつ、
家へと帰る電車に乗る。


(…受かったらいいんだが。)

女に見られないよう、適度に脚を開いて席に座った。

周りから見て、自分が〝男の子〟である、というのが不思議でならなかった。