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第18話

far away6
「…おい、テメェ邪魔だ退け」

『ひっ』


声の方を振り返ると、例の目つきの悪い男の子が立っていた。

「さっさと退けや!」

BOMBOMと手のひらから爆破を起こしながらオレに向かってキレてくる。

『っす、すいません』

オレは、そう謝りながらさっと道を開けた。
すると、

「…んだよ、ンなやつかよ」

小さな、オレにしか聞こえないような声量でーーー彼は言った。

彼とは面識がなかったはずなのに、と不思議に思い、
思わずえ、と声が漏れた。

「テメェなんて叩き潰してやる、俺が完膚なきまでの1位を取るんだよ」

彼は、静かな声で話した。
まるで、独り言のように。
はたまた、オレを諭すように。

「全力でかかってこいや」

そう不敵に笑った金髪くんは、オレとは違う目をしていた。



ーーー夢を、見据えてる。


はるか遠くの夢を見据えて、

いつも上を目指している。


(全力でかかってこい、か…)

残りの競技は、ボール投げ、長座体前屈、上体起こし、持久走の4つ。

これで個性を生かせるもの、

…なんだ。


こうやって使えばいいんだよ。