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第14話

far away2
そうこうしているうちに雄英高校にたどり着いた。

ところどころに雄英高校の生徒を見つけたが、ヒーロー科の生徒はいたのだろうか。

一度目にしたことがあるとはいえ、あまりに大きな門に圧倒され萎縮していると、

「あー!A組かー!!どんなクラスだろう!?」

と、大きな声が聞こえてきた。

同じA組。ば、と後ろを振り向くと、そこには特徴的なピンクの肌と髪を持つ、黒目の女の子がいた。
その隣を歩くのは、紅いツンツンヘアーの男の子。

呆然と見つめるオレの横を通り過ぎ、2人はずんずんと進んでいく。

もしかしたら、もう場所を知っているのだろうか。

実は極度の方向音痴のオレは、こそこそと(多分)クラスメイトについていくのだった。







やっと着いた大きなドア。

『……バリアフリー』

途中でツンツンくんと黒目ちゃんと離れてしまったオレは、迷いまくりながらなんとかここまでたどり着いたのだ。


がら、と大きなドアを開けると、
まだガラガラの教室。

ひとはほんの数人しか来ていないようだった。



糸井、糸井…と自分の名前を探す。

糸井、はドア近くの、一番後ろの席だった。



すすす、と席に着く。

前の席の飯田、は男の子だろうか、女の子だろうか。
もし女の子だったら、仲良く話せるだろうか。


一人で座っていると、ぐるぐると不安が渦巻いて
どうしようもなかったので、

オレはすぐに持ってきた本の世界に逃避した。