あなたside
協力する!
って言ってから1週間が経った
なかなか話しかけられなかった
席も遠いし、なんといっても
なんか気まずい…
っていっても…
協力するって言っちゃったし…
なんもやらないのは…
ー放課後ー
ー家ー
「はぁ…」
どうしよう…
LINE?
DM?
直接?
あーもうわっかんないよ。
もういいや、
私と紫耀がなんかなるわけじゃないし
”さとみ”とだもんね
なんでこんなに迷ってるんだろ
ーLINEー
そのあと何名かの名前を出した
それでも紫耀は
違うって言う
期待してしまった
だってこのクラスで名前を出してない女子は
自分の名前だけ
半分だけ
半分だけ期待した
でももしかしたら
合ってても「違う」って言ってるかもしれないし
.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。