第7話

【生放送】
55
2018/02/26 11:20
いくら
いくら
どうもこんにちは!
いくらです!
さぅす
さぅす
さぅす。
くもは☁
くもは☁
みなさんお疲れ様です。
くもはです((コソコソ
画面の下のところにコメントが表示される。


≪COMPASSは解散しませんよね(´;ω;`)
≪NORTHはどうなるの!?
≪さっさと言いやがれ。
いくら
いくら
代表して、私。いくらが説明させていただきます。
≪いくらああああああああああ!
≪NORTHはどーなるの!?
≪いくらくん…(´;ω;`)
≪キニナル(ΦωΦ)@マグロンリーガール歌ってみた。
いくら
いくら
まず、申し訳ありませんが、私達COMPASSでも今回のNORTH休止については知りません。
≪なんだ…と!?
≪NORTHはどうなるの(´;ω;`)@水無月
≪まじかよ…。
≪歌い手の神が…。
さぅす
さぅす
今後の活動について。
くもは☁
くもは☁
私達はNORTHを探すため、活動を休止します。
≪まじかよおおおおΣ(OωO )
≪くもはASMRは!?音フェチのくも派は(´;ω;`)@水無月
≪イクラーとしての俺は休止した\(^o^)/
≪さぅすちゃああああああ!
いくら
いくら
誠に勝手ながら活動を休止することに決定しました。
しかし、そのNORTHを探している間はNORTHを探している様子を動画でとります。
≪おお!@マグロンリーガール歌ってみた
≪嬉しきや…。
≪ライブは!?7月のライブは!?
≪休止だけど休止じゃねぇw
≪NORTH出てきてえええええ(´;ω;`)
くもは☁
くもは☁
ライブについてはまた後ほど。
NORTHをそれまでに私が連れ戻しに、今日から日本を駆け回ります。
いくら
いくら
と、言うわけで今日の放送はこれにておしまいです。
録画しておいたから見逃した人は後で見ておいてね。
早速NORTHを探しに行ってきます。
さぅす
さぅす
またね
くもは☁
くもは☁
お疲れ様でした((小声
いくら
いくら
おつカレー!

【LIVEを終了しました。】
さぅす
さぅす
おわったぁー!
くもは☁
くもは☁
はああああああああ
いくら
いくら
疲れたああああああああ
Rinne-凛音-
Rinne-凛音-
お疲れ様です。
生放送は緊張する。
当たり前ののことだけれど、すごくすごくエネルギーを消費する。
1回くらい誰にでもあるとは思うのだが、アプリを使って生放送をするあの緊張感は何回やっても取れない。

ピコン
【通知】CHAIN
マグロンリーガール歌ってみた:大丈夫かー?
いくら
いくら
マグロじゃんw
暇なのかぁ?
ピコン
【通知】CHAIN
水無月:お疲れ様(。・ω・)ゞデシ!
くもは☁
くもは☁
あ!水無月だ!
嬉しいなー!
ピコン
【通知】CHAIN
まぐろんりーがーる歌ってみた:ところでー、今からさぅすの家行くわ。水無月も一緒な、
いくら
いくら
ふーん、わかったっ…て!?はぁ!?
いくらは驚きと失望を隠せないようであった。これでもかというくらいしょげている。
しかも部屋の角にうずくまって「アイツは全く空気読めない奴だ…。」
とかブツブツ呟いている。
色々な意味で危ない感じである。
青菜に塩ってよく言うけど、いくらにはマグロだね…。
ピコン
【通知】
まぐろんりーがーる歌ってみた:と、言うわけで今さぅすの家の玄関前にいるの。
さぅす
さぅす
あの人はメリーさんか何かなの…?
なんか清めの塩でもかければいいの…?
と、言った途端。ピーンポーンっていう音が聞こえた。

まぐろ…。恐ろしいやつだ…。
マグロ
マグロ
おーじゃまーしまーす!
水無月
水無月
忙しいときにごめんね💦
いくら
いくら
お前らぁ!
こっちはな!?忙しいんだぞ!?
水無月
水無月
(இ﹏இ`。)ダヨネ…
あ、水無月ちゃん泣かせた。
くもは☁
くもは☁
ジー(視線)
いくら
いくら
えっ、あっ…。
ええっと、うんと…。
……水無月ごめん。
顔を真っ赤にしたいくらを見てニヤニヤするまぐろ。そんな様子を見ていくらがまぐろに肘鉄を喰らわす…。
倒れたまぐろを介抱して涙目になっている水無月を一緒懸命になって慰めるさぅす…。
いつもの感じが戻ってきた。
いくら
いくら
でだけど、
なんで来たのさ?
お前らだって暇じゃないだろ?
途端、マグロがニヤニヤと笑っていった。

マグロ
マグロ
お前らを手伝ってやんよ。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その日の日記を読み終える。






あのときに断っておいたら…。











マグロが苦しむこともなかった…。







できることなら、
あのときの自分に伝えに行きたいよ。





マグロと一緒じゃ駄目だって。





くもは☁
くもは☁
ごめんね、マグロ…。

そう呟いたときにふわりと風が吹いた。

夏らしい熱風。

それを肌で感じながら私は一人、部屋の中に立っていた。

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