第19話

3-4
151
2019/02/26 22:52





家に帰ると一気に疲れ果てて
すぐに寝る準備をして
君とベッドに寝転がった

お風呂は明日の朝だな。

でも遅くまで寝ていた所為か
中々眠くならなかった

「 廉はほんとかっこいいよな 」

突然君が言うもんだから
少し照れてしまった

好きだよ。大好き。

君が何回も言うから
どうしたの?って抱きしめる

何でもないって泣きそうな声出すから
頭を撫でて髪をいじる

ううんって言う君を少し離して顔を見ると
涙で瞳がうるうるしてたから

おでこ、まぶた、鼻、ほっぺた、口
順番にキスして笑顔を見せる

「 すき。れんがすき 」

とうとう泣き出した君を見ていられなくて
またぎゅっと抱きしめる

君は壊れそうなくらい
脆く、繊細で、儚くて。

このまま消えていきそうだった



しばらく背中を撫でていると
規則的な寝息を立てていた

安心して寝れたならよかった

僕も君が寝たのを確認して
眠りについた

明日こそ鳴れよと
目覚ましの設定を何度も確認して。




プリ小説オーディオドラマ