第14話

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2021/04/02 22:03
あなた

ん……

ここ、どこ、?
あ、そうか。
私、今、翔太の家に住ませてもらっているんだ。
あなた

んー…昨日はよく寝れたなー…

ずっとここで寝ているのもダメだし、リビングに行くと
渡辺翔太
渡辺翔太
あ、おはよ〜あなた
あなた

おはよ、翔太…
って、何してるの?

渡辺翔太
渡辺翔太
え、スチーム顔にしてる。
肌の為にね。
あなた

へぇ〜…!

翔太の肌、綺麗だな〜とは思っていたけど、こういう努力をしていた事は知らなかった。

私の知らない、翔太が知れるのが嬉しいな。
渡辺翔太
渡辺翔太
じゃあもう少ししたらあなたの家行く?
服また貸すよ。
あなた

ありがとう…!

服も貸してもらって、私の家に行く事になった。
渡辺翔太
渡辺翔太
あなたの家ってどんな感じなの?
あなた

んー…普通かな。
私もマンションなんだけど、翔太みたいな高層マンションではないかな。

渡辺翔太
渡辺翔太
へ〜…
あなた

あ、そろそろ着くと思う!
あそこだよ!

渡辺翔太
渡辺翔太
おー、可愛い。笑
あなた

そう?

渡辺翔太
渡辺翔太
あなたがね?
あなた

えっ……😳😳
もう〜、翔太!

渡辺翔太
渡辺翔太
ほんと可愛いね😊
じゃあ早く服とか取って帰ろ?
あなた

…うん!

そして私の部屋の前に行くと
あなた

………なに、これ、

私の家の玄関に大量のメモや張り紙が貼ってあった。
渡辺翔太
渡辺翔太
やばいな…これ。
めっちゃ貼ってある…

『どこに行っているの?まさか男の家?ダメだよ。君は僕のものなんだから。』
あなた

ストーカーは私が翔太の家にお邪魔しているという事も知ってるの…?

渡辺翔太
渡辺翔太
…だとしたらやばいな…。
もう帰ろう。服はいいよ。
あなた

い、いや、服だけでも取る…

渡辺翔太
渡辺翔太
じゃあ俺も一緒に行くよ。
家の中も危ないかも知れないから。
あなた

うん…ありがとう

家に入り、服などをかき集めていく。
渡辺翔太
渡辺翔太
俺ちょっと玄関のメモ達剥がしてくる。
あなた見たくないでしょ?
あなた

うん…ありがとう

翔太がメモを剥がしに行くと、
プルルルル…プルルルル…
あなた

きゃっ!電話…?

電話がかかってきた。
震える手で電話を取ると
??
??
あ、もしもしあなたちゃん。
ダメだよ、男なんて家にあげちゃ。
襲われるかも知れないよ?
あなたちゃんには僕しかいないんだから。
迎えに行くね。
もう震えが止まらなかった。
ストーカーは私の行動を、今も見ているんだった。

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