一方その頃…
藤川「あすかちゃん、暇?」
あすか「いえ。」
藤川「そんな……。」
あすか「何ですか?正直に仕事終わらないから手伝ってと言えばいいじゃないですか。」
藤川「あすかちゃん……あすか先生、仕事がおわらないので手伝って下さい。」
冴島「あすかに頼らないで下さい。」
あすか「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私、藤川先生の仕事やります。」
藤川「ありがとう。」
あすか「では。」
あすかは藤川先生に代わりもくもくと仕事を始めた。
そして無事に藤川先生がやるべき仕事を終えた。
あすか「藤川先生、終わりました。」
藤川「あすかちゃん、ありがとう。」
冴島「あすか、ごめんね。」
緋山「めぐり愛行くか。」
白石「そうだね。のぞみ、めぐり愛行こ。」
のぞみ「うん。」
藍沢「着替えてめぐり愛に行くぞ。」
藤川「何、藍沢乗り気じゃん。」
冴島「余計なこと言わない。」
藍沢「うるさい。藤川。」
藤川「ごめん。」
のぞみ「フフフ。」
あすか「はーー。」
めぐり愛に向かうため藍沢先生の車に白石先生、のぞみ、そしてなぜか緋山先生。藤川先生の車に冴島さん、あすか。
だが、めぐり愛に向かっている最中……。
あすか「あ……。」
冴島「どうした?」
あすか「藤川先生、車止めて。」
藤川「分かった。」
あすか「ありがとう。藤川先生、お姉ちゃん先行ってて?」
冴島「あすか!」
あすかは走って行ってしまった。
あすか「大丈夫?」
??「すみません。バランス崩して転んでしまいました。」
あすかはその人が車椅子に乗るのを手伝った。
??「ありがとうございます。私、まい。愛って書くの。」
あすか「いえいえ。私はあすか。…膝擦りむいてる。」
愛「あ…。」
冴島「あすか。」
あすか「お姉ちゃん。車に救急箱あるよね?」
冴島「うん。」
あすか「まいちゃん、膝擦りむいてるの。」
冴島「分かった。一男、待たせてるから。」
あすか「ありがとう。」
そして冴島さんが愛(まい)の車椅子を押した。
消毒をして絆創膏をはる。
愛「ありがとうございます。」
あすか「気をつけてね。」
愛「はい。」
愛(まい)は処置をしてもらい帰って行った。
そして藤川先生、冴島さん、あすかがめぐり愛に到着した。
藍沢「遅かったな。」
白石「何かあったの?」
緋山「まさか、また患者でもいた?」
冴島「その、まさかです。」
藤川「あすかちゃん、バランス崩して転んでた子見つけて。」
あすか「遅くなってすみません。」
のぞみ「大丈夫。」
洋子「いらっしゃい。ってあら?可愛い子がいるわね?」
白石「私の妹。」
のぞみ「はじめまして。白石のぞみです。」
洋子「あら。宜しくね。」
あすか「私のとなり座って。」
のぞみ「うん。」
洋子「どんどん飲んでちょうだい。あすかちゃんとのぞみちゃんは未成年だからソフトドリンクね。」
横峯「では、のぞみ先生の歓迎と」
灰谷「のぞみ先生のフライトドクター初日と」
名取「日頃のお疲れ様と」
雪村「明日も頑張るために」
4人「かんぱーーい。」
皆「かんぱーーい。」
店内に皆の声が響き渡りパーティーが始まった。
そしてパーティーが終わったのは23時だった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。