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目を覚ますと、病院のふかふかベットの上。
頭には包帯がぐるぐる巻きになっている。
私はここに来た理由を必死に思い出そうと記憶を探るが、まったく思い出せない。
すると、ドアが開いて、看護師さんが入ってきた。
そのあとお医者さんが入ってきて、私に質問したり、私を点検したりしていった。
私は、奇跡的に助かったらしい。
看護師さんはにっこり笑って、私の側に座ってくれていた。
…私は…“生きてる”?生きてる…
生きるってなんだろ
入院生活一週間ーー実際には何ヶ月も入院してたらしいがーー、私はずっとそんな事を考えていた_____。
ある日のこと。
私は今…高校生?いや、まだ、小学六年生のはず…
…その時、ふと窓に目をやると、
伸びた背丈
大人っぽくなった顔
短くなっている髪
そこには、私の知っている自分とは違う自分があった
どうやら私は、事故で記憶を失ってしまったようです
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。