岩泉先輩の彼女になるお話  8話






岩泉「急ですまん……」

前川「あ、全然大丈夫です」

岩泉「親に連絡は？」

前川「大丈夫ですよ」

岩泉「いや、だめだろ。しないと
            心配すんだろ。待ってるからしろよ」

前川「ほんとに大丈夫なんで……笑」

岩泉「なぁ、前川。全部話してくれよ。」

前川「え？何をですか？」

岩泉「お前、隠してるだろ。色々。」

前川「なんですか、色々って笑」

岩泉「家族とか、食事とか。」

前川「なんも隠してないですよ笑」

岩泉「隠してるよな。隠してなかったら
            そんなに肌荒れないだろ。」

前川「肌荒れと何が関係するんですか笑」

岩泉「ストレスとか、栄養不足とかで
            肌は簡単に荒れるぞ。」

前川「……そうですか。
            でも、本当に大丈夫ですんで。」

岩泉「誰にも言わねぇよ、だから。
            全部、俺にぶちまけろ。
            俺はお前と出会って三、四週間だけど、
            お前が好きだ。前川。 」

前川「…………は？」

岩泉「そりゃあ、そうなるよな……」

前川「ごめんなさい、理解が…」

岩泉「でも、俺は本当に好きだ。
            命とも交換出来る。全部、捨てられる」

前川「いや、あの……」

岩泉「おう、ゆっくりでいい。」

前川「私も……好きなんです…岩泉先輩が」

岩泉「まじかよ……じゃあ、

            俺と付き合ってください。」

前川「……お願いしますｯ……((泣」

岩泉「ありがとう、よろしくな」

前川「こちらこそ……
            これで嘘つかなくて良くなる……」

岩泉「今まで頑張ってきたんだな、偉い偉い」

前川「やっぱり、好きだなあ……((泣」

岩泉「そうかよ、笑   泣くな泣くな((撫」




  それから私は話した。家族の事、食事のこと、
   その他諸々。

   岩泉先輩は、ずっと真剣に話を聞いてくれた。



岩泉「じゃあ、俺の家に住むか？」

前川「え？」

岩泉「だって、家ないんだろ？」

前川「無いわけじゃないけど……」

岩泉「お前一人だと、飯食うかとか心配
            なんだよ。だからうちに来いよ。

前川「でも、親とかに言わなきゃ……」

岩泉「大丈夫だ、もう言ってある。」

前川「はや……部屋は？」

岩泉「俺と同じでいいだろ。」

前川「え、……」

岩泉「あぁ、嫌か？だったら空き部屋あるし
            そこ使うか？」

前川「いや、嬉しいんですけど、女の子特有の
           あれが来た時とか、流石にきついかもなっ
           て思って……」

岩泉「あぁ、すまん……そこまで配慮が………」

前川「いやいや、全然…!!」

岩泉「そうか、良かった笑」

前川「普段は先輩の部屋で暮らしますね笑笑」

岩泉「おぉ、そうか……(めっちゃ嬉しい…)」

前川「よろしくお願いします！」

岩泉「よろしくな」



   そうして、荷物を取りに行ってから、
      
   岩泉先輩のお家へ向かった


前川「うわぁ、デカい……!!」

岩泉「デカくねぇよ笑」

前川「お邪魔します」

岩泉「いやいや、只今だろ？」

前川「あ、そっか、、ただいま……？」

岩泉「おかえり((微笑」

岩母「あら？あなたがあなたちゃん？」

前川「はい！よろしくお願いします！
            前川あなたです！」

岩泉「部屋は？」

岩母「準備してあるわよ、
           でも一の部屋でしょ？」

岩泉「まぁ…な((照」

岩母「あなたちゃん、こんな息子だけど
             よろしくお願いしますね」

前川「あ、いえ、こちらこそ！」

岩母「お風呂できたら呼ぶわね」

岩泉「おう、助かる。」



   そう言って岩泉先輩のお母様は

   鼻歌を歌いながらどこかへ行ってしまった。

  
岩泉「ほら、前川。行くぞ」

前川「あ、はい！」

岩泉「ほら、ここだ。」

前川「失礼しまーす……」


  ガチャｯ

岩泉「汚くて悪いな…」

前川「え、綺麗ですよ？(週間バリボーが
           転がってるてるだけで、めっちゃ綺麗)」

岩泉「そうか？」

前川「はい！」

岩泉「まぁ、適当に寛げよ？笑」

前川「ありがとうございます！
            (岩泉先輩…いい匂いする、、((照)」


ﾋﾟﾛﾝｯ

岩泉「誰だよこんな時間に……」

前川「LI●Eですか？笑」

岩泉「おう、そうらしい……笑」

𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍8話終了