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2021/09/17

第7話

寿命
病院に着くと、父の病室の扉を雑にガラガラと開け、父が横たわっているベッドに近付いた。
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
お父さん!
父
あぁ…佳奈…心配させて…ごめんな
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
大丈夫だよ、お父さんに会えて良かったグス
父
泣くな…父さんも悲しくなるぞ…
と言って私の体を父が弱々しい手で、弱々しい体で、精一杯抱き締めた。私も、抱き締め返した。
父
佳奈…落ち着いて聞いてくれ…
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
うん、分かった。
父
父さんは、寿命があったんだ。今日が命日になる…
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
え?今日で…死んじゃうの?やだよ、死んじゃやだよ!
父
ごめん…ごめんな…
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
お父さんまで死んじゃったら、私どうすればいいの…グス
父
謝ることしか出来ず…ごめんな
父
父さんは…天国で見守っ…て…る…か………ら
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
お父さん?!
父は紙とペンを持って、紙に何か書いていた。
父
「声が出なくなっただけだ。心配するな。」
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
心配するよ…グス
父は紙に書いて会話をしていた。でも、徐々にペンを持つ握力が無くなったのか、目を瞑って、私の手を弱々しい手で、精一杯握ってくれた。私も、精一杯握り返した。
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
お父さん、死なないでよ…グス
20XX年○月✕日父が亡くなった。
佐藤 春菜  サトウハルナ
佐藤 春菜 サトウハルナ
私、どうしたらいいの…