第33話

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2026/02/10 09:58 更新












  久々に、夢を見たような気がした。













あなた
 ( …辛気臭い場所 ) 







  初めて高専に来た時の感想は、まさに

  それのみだった。
  寺や神社のような造りにはなっているが、

  金閣寺のような派手さも、東照宮のような

  美しさもない。


  廃墟や古い寺に感じる特有の美しさも

  感じられず、ただの"校舎"である。と、

  前面に押し出すように描かれていた。




 あれ 
 あんたもここの生徒? 
あなた
 ああ…うん。一年 
 一緒だ。…へえ、同級生って 
 女子もいたんだ
家入 硝子
 家入硝子。よろしく〜 
あなた
 よろしく。私狗巻あなた     
家入 硝子
 狗巻家じゃん、すんげー 







  硝子と門で出会って、そのまま教室へと

  足を進める。
  夢だからだろうか、足を進める速度が

  遅いような気がする。


  いや、でも…追体験のようなものだ。

  もしや私はあの頃、歩幅がやや小さかった

  のだろうか。




あなた
 教室?ここ 
家入 硝子
 ちっさー 
あなた
 席も…4人分しかない。 
 4人だけなの?
家入 硝子
 私はそれしか聞いてないよ。 
 先輩いないらしいし
あなた
 へえ…さすが人員不足だね 






  そのまま席に座る。と、どたどた

  という2つの足音。そしてギャーギャー

  と、男子の声が聞こえてきた。


 おい夜蛾センどーなってんだよ 
 コイツ!!俺に対して無礼なん 
 だけど!?!?
 無礼??君に働く礼なんぞ 
 あってたまるものか
 あ"ぁ!?!? 






あなた
 ……これとやってくの?私たち 
家入 硝子
 今から京都校行かない? 
あなた
 イイね(笑) 







  の第一印象は、" サイアク "

  だった。




 チッ…なんでいねーんだよ 
 夜蛾セ……ッ
あなた
 …?、先生ならまだ来ないと 
 思うよ







  パチリと目があったので、一応そう

  言っておく。確か夜蛾先生はチャイム

  のタイミングで来るだのなんだの言って

  いたような気もする。


 ぇ、あ、……な、名前。 
 名前なに
あなた
 …狗巻あなた。あなたは? 
五条 悟
 ご、五条…悟。狗巻家にこんな 
 ヤツいたっけ…?でもマジで可愛いんだけど
 はぁ?それを私に言って 
 どうするつもりだい
夏油 傑
 ぁ、私は夏油傑。よろしくね 
 あなた







  白銀の髪に、真っ黒なサングラス。

  それは間違いなく、五条家の御子息。

  六眼、" 五条悟 "



  そんな彼よりも、私は











夏油 傑
 …私の顔になにかついて 
 いるかい?
あなた
 ……っあ、ううん、なにも…!//     







  胡散臭そうな表情で私に笑いかける、

  " 夏油傑 "が、輝いて見えた。





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