第55話

52.
1,020
2020/12/28 04:00










チュンチュン












藤宮あなた
…んんぅ…











パチッ


















…もう、朝か…。










なんだか、疲れが取れた気がしないなぁ。














…というか、朝ご飯作らないと…。




















❁❁❁









㌧㌧㌧㌧㌧㌧












葉物を切って,鍋に入れる…。










あ。  

忘れてた。












魚。










藤宮あなた
こっ、こっ、こっ…
焦げてる…!?











ジュー











藤宮あなた
ひやああああ!















1匹,無事。




















…1匹,丸焦げ。
















藤宮あなた
…はぁ…









ブクブクブクブク











…?














…あ"。
















お鍋から水溢れ出してる!?!?











藤宮あなた
ひやあああああ!














…私,料理向いていないのかもしれない。











…唯一得意料理といえるはず“だった”お味噌も…。









…もう、言えない…。

























藤宮あなた
はぁ…。

















━━━━━━🌪side━━━━━━









藤宮あなた
ひやあああああ!









…?












朝,あなたの悲鳴で目が覚めた。











…うお、明るい…。











…寝すぎたか。











というか、さっきの悲鳴なんだァ?











こころなしか、少し焦げ臭いような…。













…もしかしてアイツ、料理してんのかァ…、?











はっきり言って、アイツは料理が下手だ。










だから…
















嫌な予感しかしない。



















━━━━━━あなたside━━━━━━

















不死川実弥
不死川実弥
…あなた?
藤宮あなた
あ、おはようございます!
実弥さん!











実弥さんは、あんぐりと口を開けたまま










固まっていた。

















藤宮あなた
こっ、ここっ
これはですね!?
不死川実弥
不死川実弥
…朝ごはん作ろうと
してくれたんだろォ…?
藤宮あなた
はっ、はい…
















…怒られるかな。









不死川実弥
不死川実弥
…どうやったらここまで
台所が汚れるんだァ!?
藤宮あなた
ひいいいいい!
すみませんっ!
不死川実弥
不死川実弥
はァ…。

















…すごく申し訳ない…。











不死川実弥
不死川実弥
…気持ちはありがてぇけどよォ…
藤宮あなた
…はい。
不死川実弥
不死川実弥
.























不死川実弥
不死川実弥
料理,特訓するかァ。
藤宮あなた
…はい。












それから真っ黒に焦げた魚を食べて















量の少ないお味噌を飲んで























洗濯物を干すことに逃げ込んだ私でした。




















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不死川実弥
不死川実弥
…はァ。
藤宮あなた

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