第101話

98.
656
2021/05/22 11:00






























あれから、時は過ぎていった。






























私は、ほぼ両腕がない状態で、

1人で生きることが出来ないから、

蝶屋敷でお世話になっている。































最近、炭治郎とカナヲちゃんが付き合ったらしい。



























善逸と禰豆子ちゃんもらしい。
























伊之助とアオイさんもいい感じのようだ。








































皆、幸せそうで何よりだ。





































…だけど。





























藤宮あなた
…実弥さん…、






































あの日から、実弥さんを1度も見ていない。







































いつもの和菓子屋さんに行っても、

川辺に行っても__。




































…どこにも、居ないのだ。
































…1度でいいから、また会いたい。

































私を、変えてくれた人だから。






























…でも、あの日から4年、か、













































もしかしたら…なんて、物騒なことを考えてしまう。




























…嫌、だな…、








































あの日、

実弥さんが行ってしまうのを引き止めていれば、

こんな苦しい思いはせずに済んだのだろうか。




























また、隣を歩くことが出来たのだろうか。






























また、
味噌汁を作って、一緒に食べられたのだろうか。





















































…また、

くだらない話をして、笑い会えたのだろうか__。




































あの時、私が引き止めてさえいれば__。








































…そう、思わない日はない。









































ほんと…、馬鹿だな、私…。














































今更そんなこと思ったって_




































仕方がないのに。






















































































神崎アオイ
あなたッッ…、!




























































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