あれから__
実弥さんの屋敷に戻ってきた。
実弥さんは
「ちょっと買い物に出てくる」
と言って、屋敷を後にしてしまった。
とりあえず私は
「空き部屋を自分の部屋にして良いからなァ」
と言われたから
縁側がある部屋を
自分の部屋にさせてもらった。
勝手にお茶を入れさせてもらい、
一息つき、縁側に座った。
どうするか。
…でも、私にはこれしかやることが無い。
…それなら。
…実弥さんと同じ、鬼殺隊に入った方が。
…でも、この手を鬼の血で汚してしまう…。
…いや、そんな事は気にしなくていい。
私はそんなの、気にしちゃいけない。
普通の暮らしをしてこなかった私が。
普通じゃない私が。
そんなの、気にするべきじゃない。
…だったら。
ガチャ
✼*✲*✻*
~🌪side~
…なんで、そんな急にィ…?
…誰でも自分の手を
何かの血で染めるのは
嫌なはずだァ…。
鬼殺隊に入るやつは、
それなりの覚悟があるやつのはず…。
でもそんな覚悟は
こんな短時間で決めることは
出来ないはずだァ…。
…なら、
なんで…?
--------キリトリ線--------
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急展開すぎると思ったそこの貴方!
…まじですみませんしたッッッッッ…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。