第88話

85.
757
2021/03/21 11:00


-🌫side-





































ただただ、驚いた。































そして、

呼吸も使わずに、淡々と鬼を狩っていく彼女が










































すごく、かっこいいと思った。


































藤宮あなた
…なぜ呼吸を使わずに倒しているのか…ですか…




















「ふーむ…」と、顎に手を置いて考える彼女。

































藤宮あなた
…ただ、弱いから、でしょうか。
時透無一郎
時透無一郎
…!
藤宮あなた
弱いから、
呼吸なしでもあっさりと倒せてしまうのです。
時透無一郎
時透無一郎
…なるほど。























「はいっ」と、笑顔を見せて答える彼女は。
























常に 凛としていて、美しい。






























…それに、かっこいい。




























男の、僕よりも。































藤宮あなた
もう鬼はいませんし…、
藤宮あなた
帰りましょうか(ニコッ
.






















時透無一郎
時透無一郎
…うん。





































スタスタと、僕先を歩んでいく彼女から。


























…ずっと、目が離せない。











































ここで、気づいた。












































どうやら僕は…




















































        彼女に、恋をしてしまったらしい。







































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