〜秀太side〜
とある昼休み。
誰だろうと考えて、頭に浮かぶのは…“幼馴染み”のあなた。
と、眉間に皺を寄せて考えていると
不意に出た幼馴染みの名前に少し驚いたのも束の間、なぜか腹が立ってきた。
本当はお腹なんて減っていないが、ここまできたらもう買いに行くしかない。
そして俺は購買へ向かった。
そんなことを思いながら歩いていると、購買に行くまでに通らなければいけない、告白スポットに来ていた。
人影が見えたのでわざと見ないようにして歩いていくと、ふと聞き覚えのある声が聞こえた。
思わず振り返り人影のところを確認すると、さっき見えた人影があなたと、“イケメンだが遊び人”と有名な日高先輩だったことに気づいた。
気になった俺は、その場に留まったまま耳をすます。
そう言って日高先輩はあなたの髪の毛をさらう。
思わず止めに行こうかと思ったが、あなたが自ら「やめてください」と止めたのでやめることにした。
俺は拳を握りしめ2人に近づいていくと、あなたが衝撃的なことを言った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!