ベッドから出てみれば
飲んだはずの大量のお酒もきちんと袋に入れられて
TVも消してあった。
なんて女らしくないところを
見せてしまったのだろう…
お酒を飲まなければという後悔もあれば
忙しい日もわたしに会いに来てくれたという
嬉しさもあった
はるくんが好き
絶対に変わることないこの気持ち
だけど、いつも不安がつきまとう。
あ、…てか、昨日メイクと落とさず寝ちゃった…
しまったぁ…と思いながら洗面所の鏡を見ると
あ、あ、あれ?!
今鏡に写ってる自分が
すっぴんだった事に気づいた。
うそ…わたしは急いでリビングの机の上を見た
メイク落としシートが置いてあった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。