第17話

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2020/04/26 01:32
⚠︎ボンside




あなたから聞いた話はあまりにも衝撃的だった。


正直

あなたが言ってた戦略とか受け身とかって獅子丸よりも金造よりも優れていると思ってた

こんなに苦労して

そして

努力してたんだ




ボン
あなた……




金造って…?
○○
○○
そ。

小四のときに孤児院に来たの
知らなかった?
ボン
いや…知らなかった…
○○
○○
両親から…虐待されたらしくて…


でもすぐお兄ちゃんと
仲良くなってね…

私もお兄ちゃんと仲良い金ちゃんなら信じても
良いかなーって思ってたんだけど…。

少し懐かしそうに話すあなた。



○○
○○
助けてもらってから




痛みが消えるまでお兄ちゃんと金ちゃんに
交互に抱いてもらった

あなたは目を合わせずに言った。

○○
○○
また誰かに犯されてしまう前に…







昔からお兄ちゃんのことは兄妹としてではなく
て大好きだった。

優しくしてくれてずっと一緒だった


それに金ちゃんのことは信頼出来た。
 


だから 大好きな二人に全部あげようって。



あなたが泣いてるのがわかる。

○○
○○
…こんな話しちゃってごめんね…
ボン
大丈夫だから、泣かないで…?

俺はあなたが泣きやむまでずっと傍にいてあげた。





その後、あなたは獅子丸のところへ行き
一緒に帰って行った。







⚠︎獅子丸side

あなたが目を腫らしながら俺のところに帰ってきた。


俺がどうしたのか聞くと



ボンが

俺らが孤児院育ちなのを知ってて

あなたが過去のこと全部言ったらしい。















俺は思い出してほしくなかった。



俺のためにあなたはあいつに犯されてた



だなんて当時は知らなかった




兄なのにどうして気づかなかったのか


って




俺が虐待されなくなったのは何でか


って



金ちゃんと一緒にあなたのこと助けて、そこから3人で一緒に暮らすようになった。













あなたがいない時

俺と金ちゃんはあなたを全力で守ると決めた






そして

大人は一切信用出来なくなった。



あなたが全部を俺と金ちゃんにあげたとき、
俺は嬉しかった。


俺は昔からあなたのことが兄妹というのを超えて大好きだった。

俺と違って出来がよくて、可愛くて俺の妹として勿体ないくらい

























泣き止んだあなたに一度短くキスをして順をおいて深くしていく。


息が切れたところで唇を離す。



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