第7話

6
581
2020/04/18 07:27
ガタンッッ

そんな音をたてながらボンを殴ったコータロー
コータロー
何面取り逃してんだ?!
あ゛ぁ?!
ボン
…コータローの拳はアツくないな…
コータロー
んだと…?!
草薙
やめろ。
madmanは弱いものしか殴れないのか?
コータロー
誰だてめぇ…
○○
○○
草薙圭吾。
優等生君がこんな所に何か用?
殴られたボンを起こしながら
溜まり場に入ってきた男、草薙圭吾にそう返す
草薙
madman、仮面が怖いのか?
コータロー
あ゛ぁ?!
草薙
自分で捕まえてみろよ。
草薙の挑発にまんまとのったコータロー。


溜まり場を出ていったコータローに草薙は呟いた
草薙
さぁ、madmanはどうでるかな?
○○
○○
ホントに平気なの?
ボン
大丈夫。 あなた…
○○
○○
ん?
ボン
ありがとう
柔らかく微笑んだボン。
荒木先生
おぉー!ボン!
お前雰囲気変わったな!
○○
○○
荒木センセ…
ボン
意味わかんねぇよ!
荒木先生
変わったよ!



そう言って自分の胸を2回叩くと歩いていった。


ボンは何かに気づいたように
荒木センセの後ろ姿を凝視する。
○○
○○
ボン…?
ボン
今、アイツの動き…


それだけ言うと黙り込むボン。

ボンが気づくのも時間の問題だね…









荒木…センセ…。












⚠︎剛太side




放課後、校舎の中を一人で歩いていた。

音楽室に近づくにつれて、
優しくて、でも力強さもある。

そんな音色が聞こえてきた。






荒木先生
おぉ!弾いてのはおまえかぁ!
ピアノ上手だなぁ!
ボン
…荒木…
○○
○○
上手なんかじゃないですよ
普通です。




小さく微笑むあなた。

ピアノの近くのいすに座ったボンが
俺に言葉をかける。
ボン
あなたは絶対音感を持ってるから
目をつぶってもピアノが弾けるんだ。
荒木先生
すごいな!あなた!
ボン
耳が良いって言うのもあるけど
人の声を見分けることも出来る
荒木先生
そんなことまで?!
○○
○○
はぃ。
だから仮面ティーチャーの声も




…誰だか見分けるのも簡単でした。
荒木先生
!!
○○
○○
…仮面ティーチャー法に基づいて
他人に言うつもりはないですけど…





ねぇ…?楽しいでしょ?
いろいろと。
ボンに
自分から抱きつくあなた。

ボンの肩越しから妖しい笑みを浮かべる。
○○
○○
性格悪いでしょ?あたし…。

不適に笑ったあなた。

その笑顔が妙に冷たくて、体が凍って動かない。
○○
○○
さ、ボン帰ろ?
ボン
うん。帰ろっか。
俺の真横を通っていく2人。

音楽室のドアが完全に閉まるまで
俺の体が動くことはなかった。












⚠︎金造side



ワイシャツのボタンを全てはずして、
無防備な姿のあなたが俺の膝の上で眠る。

黒いタンクトップからのぞく下着と
豊満な胸が俺の胸元に当たっていようと
気にせず眠っていた。
獅子丸
…金ちゃん…
最近学校が騒がしいね…
 



…madmaxってしってる?

コータローの手下たちなんだけど
仮面ティーチャーを探してるらしいよー?
○○
○○
…んぅ…
獅子丸
仮面ティーチャー倒したら…
次は金ちゃんを狙ってくるだろうねー
金造
……。
○○
○○
…金ちゃんを狙ってきたら
その時は私が行くよ。

…ふぁ…眠い…
獅子丸
おはよう、お姫様
 

あなたが出るのかぁ
……面白いことになりそうだねぇ
金造
…あなた。
ボタン閉じろ。襲うぞ。
○○
○○
金ちゃん…怖ぁい…
獅子丸
そうだ、あなた。
あなたなら仮面ティーチャーの、正体、
分かってるんじゃない?


あなたの無敵な音感なら…もぅ既に…
○○
○○
…お兄ちゃんが私を利用しようとして
る…。
獅子丸
分かってるんだ。
金造
……正体なんて、興味ねぇな…
こういう話をしている間に獅子丸は、妹のボタンを閉めていく。

上の3つと一番下は止めないのが
M4の姫のスタイル。



露出多いんだよ…。

○○
○○
ぁ、そうだ、









コータロー、仮面には勝てないよ。



仮面が強すぎる。






不適に笑った魔性な女、あなたは
そのまま溜まり場を出ていった。










獅子丸
あなた、学校荒らされて怒ってんねぇ


No.3として威厳あるよねー
金造
ある意味最強だよ。俺らの姫は


獅子丸は妖しく笑って


そうだねぇ とつぶやいた。



プリ小説オーディオドラマ