第8話

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2020/04/28 14:46
⚠︎あなたside
ボン
…コータロー、大分キてんね。

madmaxがとうとう反乱を起こした。
荒木先生
なんだ、そのmadmaxって…



コータローに向けた反乱を目撃した後、
ボンと一緒に荒木に話しかける。

何も知らない荒木はmadmaxの意味を聞いてきた。



○○
○○
コータローの手下たち。
まぁ、コータローは力と恐怖で
ねじ伏せてるだけたから。

私としてはそんな怖くないけどねぇ
荒木先生
力と…恐怖…
ボン
でも、仮面ティーチャーの登場で
計算が狂った。
 
仮面ティーチャーに怯えてった奴らが
どんどんmadmaxを抜けてってんだよ
○○
○○
さっき、センセーが見た倒れた生徒
皆反乱を起こしたmadmax。


まぁ、金ちゃんが反乱を
止めてくれたみたいだけど…
ボン
だからコータローは仮面ティーチャーを
倒すことで自分の強さを
見せつけたいんだな…下の奴らに。
荒木先生
あいつ……
○○
○○
コータローの最終目標は金ちゃん

だから、今madmaxに抜けられると
コータローは死んだも同然。



金ちゃん強いから。
私の言葉で少し顔を伏せる荒木センセ。



何を思っているのかは知らないけど、
仮面ティーチャーなんかに…

金ちゃんは負けない…。


だって金ちゃんは…最強だから…。






⚠︎ボンside




もし、こいつが仮面ティーチャーだとしたら…

どうする…仮面ティーチャー…?


市村先生
きゃーーーーーっ
○○
○○
!今の声って…
市村センセーだよっ!絶対。

あの人特有の声の震えがある…



まさか、コータローが…っ


あなたの言葉を聞いた荒木が
一目散に声の方へ走っていく。


あなたもその後に続いて走っていった。




校舎の中に入ってしばらくすると


荒木の怒鳴り声が聞こえた。
荒木先生
市村先生をかえせーーーっ!
その声を聞いたあなたが

やっぱコータロー、市村センセー拉致ってた

と呟いて曲がり角を曲がる。



ガンッッ


大きな衝突音が聞こえて、
コータローたちの所を見てみると
倒れた荒木の姿があった。
市村先生
荒木先生?!荒木先生…!
ボン
あーれ、荒木やっぱ弱ぇー。


まぁ、そりゃ…

あいつが仮面ティーチャーなわけ…

なわけない。

そう言おうと思ったのに、
倒れていたはずの荒木はもう既にいなかった。






もしかして…









ホントにアイツが…仮面ティーチャー…?

⚠︎あなたside

仮面
心でぶつかれば心で返ってくる。

その言葉を最後にバイクの音が
バスケの演習場に響きわたる。

座り込むコータローに私は近づいていった。



○○
○○
課外授業は終わったみたいだね。




仮面に言われたでしょ?
暴力は何も生まないって…


ホントその通りだよ。
 
…コータロなら変われるよ。
本当は一人じゃないはずだから…
コータロー
お前は何で俺にそんなことを…
○○
○○
……さぁ…?
気分だよ。
私も前に色々あったからね、
じゃぁね。


私がコータローに背を向けて校舎へと向かう。

その途中、優等生くんと目があった。

○○
○○
課外授業の見学?

優等生は偉いねぇ、
こんな授業まで受けるんだもん。


疲れちゃうでしょ?偽物優等生。
草薙
…仮面の正体が分かってるんだろ? 

なぜ手を出さない…?
○○
○○
仮面ティーチャー法でさぁ


私たち生徒に正体ばれたら
仮面ティーチャーの
免許剥奪なんでしょ?

おもちゃが無くなっちゃったら
面白くないから
誰にも言わないで見守ってるの。
草薙
とことん、性格の悪い女だ…
○○
○○
誉め言葉として受け取っておくよ。

だって、言わないでいてあげてるなんて
優しいでしょ?
笑いながら私が言うと優等生くんは





どこまでも墜ちた女だな



そう呟いてどこかへ歩いていく。


あの草薙っていう男、

少し危ないかもなぁ…。

○○
○○
っ!…コータロー…。
コータロー
何だよ…
○○
○○
……今のあんたなら、
好きになれそうだなぁ
コータロー
ッッ////////

意味わかんねーっ/////」
○○
○○
ふふっ

顔を真っ赤にしたコータローが
校舎の中をずかずかと歩いていく。





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続く______

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