目が覚めると、そこは支部内にある俺の部屋だった。
そう言って、半分起きかけた俺の体をベットに押し戻して、あなたヒョンに連絡しに行った。
ジョンハンと、話しているとヒョンが飛び込んできた。
そう言って、出ていこうとするヒョンの腕を俺は引っ張った。ジョンハンはいつの間にか部屋から出ていっていた。
ベットの中で抱きしめるとヒョンは少し暴れる。強く抱きしめると、諦めたのか、赤い顔を見られたくないのか俺の胸に顔を埋めた。ヒョンの頭にキスを落とすと目を見開いて俺を見上げる。
目を閉じて顔を近づけると、頭に強い衝撃が走った
ヒョンは真っ赤な顔で部屋を出ていってしまった。慌てて追いかけると睨まれた。
ヒョンは顔を赤くさせて口をパクパクしている。子供の頃から、PPSにいたヒョンはきっと恋愛なんてしたことがないんだろう。それも、男となんて。これ以上いじめるのは可哀想なので俺は話を変えた。
城北区に着くとすぐにスンギュヒョンの話を聞きに、部屋に入った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。