ジュンに何があったかは知らないし、無理をして欲しくない。だから、ジュンを救える人を連れていくことにした。
ウォヌは焦ったように言った。ジュンがなにかウォヌに話していたのかもしれない。
さっきの段階では、心理カウンセラーの所に送るまでもなかったはずだ。ウォヌと話せばなんとかなったはず。
濁すと言うことは酷かったんだろう。ウォヌの目には涙が浮かんでいた。
そう言ってウォヌは走っていってしまった。
ただでさえクプスがいなくて混乱している支部に、さらに問題が起こってしまった。ジュンが早く治ることを祈るしかない。
本当に疲れて見えるヒョンはため息をついた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。