第4話

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2019/03/11 14:17
あなた

ッチ、まじで嵐にしやがった。あの短足短気○○野郎!引っ張り出して置き去りにしてやろうか、!

強風と豪雨の中、歩いていると少し先に人影が見えた。
エスクプス
エスクプス
あ、あの!!
あなた

ん?なんだ、?俺に言っているのか?

その人影がなにか叫びながら、俺に近づいて来る。
エスクプス
エスクプス
もしかして、支部長さんですか?俺、副支部長のエスクプスです!
あなた

あ?あーん。

副支部長が居るなんて、初めて聞いたぞ。俺がいなくても大丈夫なんじゃないか?
あなた

あ! 俺は、あなたって言うんだけど、あとは任せた!!

エスクプス
エスクプス
えっ!?
副支部長が何かを叫んだと思ったら体が急に軽くなった。
エスクプス
エスクプス
すいませんっ!支部長さん!でも、所長に逃げようとしたら、何をしてでも捕まえろと言われたので、、
副支部長は謝りながらも俺を下ろしてはくれない。
あなた

もしかして、お前の能力は、?

エスクプス
エスクプス
サイコキネシスーーー念力の能力者です。
ここには、貴重な能力が多いみたいだ。サイコキネシスは、純度が低く軽いものしか浮かせられないもの。横の移動しか出来ないものなど、能力が限定されていることが多い。ここまで純度の高いサイコキネシスは珍しい。
ディノ
ディノ
ヒョン!もしかしてそれが支部長さんですか?
少し小さい、かわいらしい子がやってきて言った。この身長だとまだ中学生程か、?
エスクプス
エスクプス
あ、ディノちょうどいい。このまま俺たちのこと支部まで運べるか?
ディノ
ディノ
はーい!
あなた

え、ちょっとまっ!

俺が叫んだ時には遅かった。目の前が歪んでいくところを最後に気を失った。

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